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一応、風景写真がメインです

[三陸鉄道]津波被災区間復活、繋がった163キロ

 

三陸鉄道、つながって「リアス線」誕生 津波被災の区間復活 久慈-盛163キロ

 
嬉しいニュースですねぇ。
東日本大震災津波で不通になっていた岩手県沿岸部のJR山田線宮古―釜石間(55.4キロ)が23日、第三セクター三陸鉄道(三鉄)に経営移管され、8年ぶりに同区間での運行を再開した・・というもの。
 
 
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(2016/03/27)
 
津波で甚大な被害を受けた鉄道路線の多くはBRT(Bus Rapid Transit)に置き換わっております。
やはり、鉄道ってのはバスと比べると異次元レベルに維持費がかかるので残念ながらJR東日本は多くの路線で鉄道としての復旧を断念しました。
 
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三陸鉄道とBRTの乗り換え駅である盛駅
 
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上の写真のように元々鉄道の軌道敷だったところをバスの専用レーンとして使っているのですが、一般の公道も走るので病院や区役所など主要な施設なんかにも停車しますし、ある意味、鉄道が走ってた頃よりも便利な側面はあります。
 
しかし、やはり鉄道がバスに置き換わるのはなんとも寂しいものがあります。
私も阪神大震災を経験してますが、震災の復旧として最も象徴的なのが鉄道の復活であり、様々な路線が復旧していくなかで震災被害から立ち直っていく街の様子を強く感じたものです。
 
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(2016/03/27)盛駅
 
もともと人口の減少が激しい東北においてBRTへの転換はやむを得ないのでしょうが、そんな中で大きなリスクを背負ってJR山田線を引き取り、北リアス線南リアス線をつなげて一本の路線とした三陸鉄道には本当に敬意を表したいです。
 
撮り鉄や観光客のみならず、やはり地元のかたが積極的に利用して三鉄を盛り上げていく努力がなければ鉄道の維持は困難でしょう。
 
私も近いうちに163キロ全線を乗車したいところです!
 
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三鉄・南リアス線(当時)の車窓から。