［JR北海道］記録的な大雪で札幌発着の全路線運休
今年の冬、札幌はずっと大雪で市内の主要幹線道路も含めた至るところで除雪の山で道路が塞がれ、それによって大渋滞が発生して日々住民が大変なことになっていることがずっと報じられてきましたが、この数日の記録的な大雪でもう「緊急事態」のレベルまでになってきているらしいです。
もともと鉄道は雪に比較的強く、それを昔は売りにもしていたJR北海道ですが、とうとう明日7日は札幌発着の全路線を終日運休にするとのこと。すでに今日も運休していて、日曜なので観光客も多かったと思われますが、新千歳空港へ行く足を奪われ、バスやタクシーに乗ろうとする大勢の人たちで札幌駅周辺はえらいことになってたみたいです。
これ、私も全く他人事ではありません。
なんせ今週中頃から来週にかけてワタクシ、鉄道やバスを駆使しして北海道をあちこち撮影する予定でして、行きは釧路空港に降りて道東を中心に回るつもりなんですが、帰りは新千歳を使う予定なので今のような状態から復旧できないとなると旅行の予定が大きく変わってきます。
自治体の対応の悪さ、特に札幌市長が全く指導力を発揮してないことに地元住民は相当怒ってるようですが、生活道路は国や道、市がどないかしないといけないでしょうが、通常の場合はJRの鉄道路線の復旧は当然JR北海道自身がどうにかしないといけません。
・・が、正直、今のJR北海道にそこまでの余力があるのか疑問です。
今日昨日の記録的な大雪は確かに運休レベルなんでしょうが、地元の方の話だと雪のせいかなにか知りませんが、今年はやたら信号トラブルだなんだであちこち運休が相次いでるようです。
雪に限らず、JR北海道はここ最近もトラブル続きで網走発旭川行の特急オホーツク号が先月8日夜、遠軽周辺でエンジントラブルで勾配のある軌道を登れなくなり、結局最寄りの遠軽駅まで47キロバックして、乗客は駅からタクシーで旭川まで移動した（えげつない距離です）ニュースもありましたし、ちょっと小さい話ですが冬の釧路の名物である「SL冬の湿原号」も部品の問題で予定していたSLが急遽走れなくなってしまいました。実はこれ、今回の私の撮影旅行のメインだったんですが・・。 SL機関車からディーゼル車に切り替えて運賃も値段を下げて運行されるそうですが、それだとちょっと別物になってくるので個人的には興味がなくなってしまいました。
これらは別にJR北海道を批判してるわけでもなんでなく、ホントJR北海道は少ない人材と予算がないなかで大変な状態、そしてその解決手段もなく絶望的です。
とりあえず、風邪レベルになったコロナごときで「自粛、自粛」といつまでも言ってる場合じゃありません。JR北海道のみならず全国の鉄道路線が更に消えていってしまいます。
「コロナがこんな状態ではもう北海道旅行は行かないですよね？」と私に抜かしてきたバカが周辺にいましたが別に「密」でもなくおしゃべりするわけでもない一人旅を止める理由などあろうはずもありません。こういう情弱というか情報を処理できないポンコツがまだ日本に多く、コロナ以上の「日本の害」です。
くだらんコロナの感染者数なんかもよりも、この札幌を中心とした雪害がここ一週間でどうなるのか目が離せません。
