ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

航空機・リチウム電池を「預入手荷物」としてしまった恐怖

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私はあまり飛行機を利用することはありませんが、関西が地元の私が先日北海道に行った際は当然飛行機を利用しました。
LCCなので若干窮屈な座席で、運の悪いことに私の後ろに座ったのはやたらデカイ、190cmはあるだろう中東っぽいガイジン。
このガイジン、なんせ普通に座ってる状態でその男の膝が私の座席の背もたれにくっついてしまってるので、全く悪気はないんでしょうが、男が動くたびに私の背もたれは揺れ動かされ、こちらは全く落ち着かず不愉快な状態。
 
本来なら苛立って、もしかしたらガイジンに文句を言ってるかもしれませんが、実は私はその時、それでどころではない不安を抱えておりました。
リチウムイオン電池」です・・・
リチウム電池を誤って機内に持ち込まず、「預入手荷物」としてボストンバッグごと預けてしまったんです!!
 
今回の旅行、私はスーツケースではなく、大きなボストンバッグとナップサックだったんですが、いつもナップサックにカメラ、カメラの予備電池、モバイルバッテリーを入れているのでリチウムイオン電池関連をボストンバッグに入れることはあり得ませんでした。
搭乗手続きなどで電池関連のことに関して注意を促されますが、殆ど他人事で「はいはい、それなら大丈夫」と余裕をこいてました。
 
・・が、私、何を血迷ったか、手荷物検査を容易にしたいことから余計なものはボストンバッグに入れておこうと、手続きをする直前にカメラ本体のみを収納できる小さいカメラバッグをボストンバッグに移していました。
このカメラバッグにカメラの予備電池を入れていたことが完全に抜けていたのです。
 
それに気づいたのは搭乗がはじまったときです。
荷物を預けた直後だったらまだしも、もう機内に入る直前です。
そもそもリチウムイオン電池が貨物室に預けることでどのような事故が起こり得るのか??と動揺しながらも、さすがに搭乗が始まった状態で大騒ぎをする勇気もなく、ドギマギしながら機内へ。
 
窓からは荷物が飛行機に運ばれていく様子が見えます。もちろん、私のボストンバッグとともに電池も運び込まれているはずです。
窓際だったため、他の乗客より早めに席についた私はリチウム電池を預入した場合の危険性をスマホで急いで調べました。
 
既に秋だったので上空で低温にさらされることにはなっても爆発の要因となる高温になる可能性はないでしょうが、ネットで調べると衝撃をトリガに爆発する場合があるとか。
衣類などが入ってるボストンバックの中の更にカメラバッグの小さいポケットに電池が入ってるので衝撃は殆ど受けないはずなのですが・・
電池がカメラなどの機器に入っている場合と、単体である場合とでは単体の場合が爆発しやすいとありました。不安が募ります。
 
電池のワット時定格量(Wh)が大きくなると危険性が増すようです。
私のカメラは最新のソニー製で大容量バッテリーを謳っていたので恐怖心が増しましたが、持ち込んだカメラ内のバッテリーを取り出したところ、スマホ用のモバイルバッテリーなんかよりもだいぶ小さいものでした。ここで若干安心。
 
スーツケースなどにに入れていてX線検査で電池が見つかった場合は破棄されることもあるようです。
1万円ほどする電池ですが、この際は破棄されてたほうがどんだけ楽かw
 
更にネットで調べると、16年8月22日深夜、スカイマークで機内に持ち込んだバッテリーが発火したという事実が!
千歳発羽田行だったらしいですが、この発火で飛行機は千歳に引き返しております。
このケースの場合、乗客はルール通りに機内に持ち込んでいるので賠償は求められなかったかもしれませんが、私の場合はルール違反です。
こんな事故を起こしたら、とんでもない賠償額を請求されること必須です。
飛び立つ前だったのであまりネットを見る時間はなかったのですが、数分調べただけでも十分に恐ろしいものでした。
 
そういうわけなので、中東人が私の背もたれを揺らすくらいはその時の私にとってはどうでもいい些細なことなのですw
私の電池が爆発したらこの中東人含め、満員の乗客全員が関空などに戻される可能性があるのです!!
いや、下手したら爆発がひどい場合は火災で墜落も・・
 
関空から千歳までは意外にも長く2時間もかかります。
「衝撃に弱い」のに、この日は関西周辺は天気も悪く、離陸前には乱気流が発生しているために揺れることがあるというアナウンスが!!
2時間も落ち着かないのはキツイと、もう寝ることで現実逃避をしようと思ったのですが、なんせ中東人が背もたれを揺らすので寝れませんww
 
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北海道の雄大な大地が見えたときは本当に安堵しました。
ホンマ、長い2時間でした。
このあと、北海道旅行中に台風直撃で予定が狂いましたが、この2時間の恐怖に比べたらそんなもんはクソみたいなもんですわw
 
到着してボストンバッグ内の電池を確認したところ、全く異常はなくソニーに心から感謝ですw
もちろん、こんな大チョンボは二度としません!まっぴらです。
 
みなさんもこんな恐怖を味わうことのないよう、搭乗手続きの際は十二分にお気をつけください!!
そもそも余計な胡散臭いバッテリーなんかは機内にも持ち込まないほうがいいかもしれません。大惨事になりかねません。
 
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千歳空港にて。