ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

台風とマンションのバルコニー・強化ガラス手摺の弱点

昨今、新築のマンションなんかのバルコニーを見ていると、手摺の一部が半透明の強化ガラスになっているものが多いようです。

手摺の全面がコンクリートのも流行りですが、外見は確かにかっこいいですが、これは通気性や明るさなどから実際に住むとなるとイマイチという声もあります。
昔ながらの手摺の一部が鉄柵のやつは風通しや明るさなどの面はいいものの、やはり見た目がダサいw
私が住んでる集合住宅はこの昔ながらのコンクリート部分と鉄柵部分があるやつで、古臭く感じるのは否めません。

強化ガラスの手摺は風通しに若干難があるものの明るさも見てくれもいいので個人的にはベストと思ってたのですが、先日の台風21号の大阪での被害を見ていると、あながちそうも言えなくなってきました。

南港近くのとある新しめのマンション、その前にある大学の建物の壁が風で剥がれて飛び散って、マンションの全面のあちこちを直撃。
マンションの多くの手摺のガラスが割れる被害が発生しておりました。
このときの住人の恐怖といったら相当なものでしょう。

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被害の遭ったマンション。この殆どの戸の強化ガラスの手摺が割れた。(Googleストリートビューより)

特殊な例かもしれませんが、やはり暴風雨となると予想もしないモノが飛んできたり、意外な被害があるものです。
例えば、集合住宅のベランダでは隣の部屋とのパーテーションが火事などで逃げれるよう簡単にぶち抜けるようになってますが、これが吹き飛ぶ被害も台風21号では多々あったようです。
物が飛んでこなくても風速50メートル以上の風を受けるとサッシのステンレス部分も風圧で曲がり始めるらしく、サッシのガラスが割れて部屋に飛散る危険性もあります。

なんせ雨戸がないので集合住宅はこの辺がウイークポイントになるわけですが、バルコニーが強化ガラスの場合は余計な心配事がひとつ増えることになるのは間違いなさそうです。


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鉄柵部分が多くなるとサッシが暴風をマトモに受けることになるでしょうし、一長一短ですな。