台風が関西に直撃するであろう9時間前の本日午後12時には殆どの在来線は止まりました。
運休する前日の時点でアナウンスされているので移動の必要性がある方も前もって対応できるわけで非常にいいことです。
以前にも書きましたが私はこのJR西日本の対応は「人の命を守る行為」と評価しております。
台風21号なんかでもそうです。鉄道が動くことで人も大勢動くことになるわけで、風雨が酷くなってから鉄道が止まったところで、あんな物が風で飛び交う中で外に放り出されたら何が起きてたかわかりません。計画運休がなかったらもっと大きな被害が出ていた可能性は高いと想像します。
この計画運休についてはJR西が一番の損害を受けるわけですが、この姿勢は関西人にも受け入れられ、今後もこれがスタンダートになっていきそうです。
ダラダラ走らせている在阪の阪急電車など私鉄はもっとこれに習うべきです。
JR東日本もJR西にならって計画運休を本日午後になってから決めましたが、タイミングが若干遅い。
偏西風に乗っかった台風は時速90キロほどで移動する予定で、関西と関東でも通過のタイミングは数時間しか変わらないにも関わらず、決断が24時間以上も差があるのは優柔不断だったと言わざるを得ないでしょう。
おかげでX Japanのライブは開場1時間前に中止を決定せざるを得ないことになり、多くのファンが会場付近まで来ながら呆然となる最悪の事態となりました。
今朝、宮崎県の三股町なんかでは1時間に120ミリという豪雨となったようですが、勢力を殆ど落とすことなく関西を直撃するようです。
大きな被害がでないことを願うばかりです。