ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

京都・八坂神社節分祭~宮川町駒屋姉妹(とし真菜・とし夏菜・とし桃・とし純・とし恵美)とふく苗さん

八坂神社にいたのは約3時間半ですが、そのほとんどは待ちぼうけ状態なので実際の撮影時間は1時間足らず。
しかしその短い間にシャッターを切ったのは約500回w
最後のアップは行事の役目を終え、斎館から出て八坂神社をあとにする芸舞妓さんのようすです。

私が撮りたいのは奉納舞踊や豆まきでは撮れなかった駒屋の方たちです。

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君とよさんたちのお姿が見えますが、奉納舞踊や豆撒きで舞台に上がらない芸舞妓さんたちも八坂神社には来られるようです。

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もみくちゃ状態のなか、とし桃さん、とし純さんはじめ舞妓さんたちが「斎館」のほうへ。
この斎館ってところは関係者の身の回り品なんかを置いたりする単なる控室だと思ってたのですが、今調べてみると神職などが神事に携わる前に心身を清めるため籠る建物なんだそうです。

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さて、望遠レンズを持ってない私は誰がいるのかよくわからないまま斎館前を適当に撮っていたのですが、この節分祭の帰りの電車から記事をアップしたとおり、この中に予想外の方が写っておりました。

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しつこいようですが、望遠を持っていないので実際は小さくしか写っていないのですが、それをトリミングしたのが上の画像です。
昨年、満期を迎えて花街から身を引いたふく苗さんがおられたんですなぁ。
現場にいるときはてっきりお茶屋関係者かと思って全く気づきませんでしたw

しかしこうして見ると、これから舞妓さんになろうかってな仕込みさんかと思えるほどあどけない感じ!
観察能力が乏しい私なんかはふく苗さんと同一人物とはなかなか判断しづらいw
こないに雰囲気が変わるもんなんですねぇ。

※なお、(元)ふく苗さんは既に花街から引退された一般人の方なので撮影はおろか写真をアップするのは本来はNGですが、この公の場で芸舞妓さんと行動を共にされたということは撮られることを認識したうえでの行動と判断いたします。
もちろん、ふく苗さんご本人からクレームが来た場合はお顔にモザイクをかけますのでご了承をw

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斎館の前で皆さんを待つふく苗さん。

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この日の行事の主役たちが館から出てきました。

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舞妓としての大きな役目を終えられ、その満足感による笑みが溢れる5人の皆さんです。

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「お化け姿」のとし真菜さん・とし夏菜さんが出てこられました。
花街に残って活躍されてる先輩のお二人を見て、ふく苗さんは何を思われているのでしょうか。

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それにしても何枚シャッターを切ってもとし真菜さんは変な表情が殆どない。
常に意識されてるのかホンマすごい!


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この日、地方として活躍された君有さん。

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駒屋の舞妓さんたちも神社から撤退です。
ふく苗さんは同時期に花街に入ったとし桃さんととし純さんを待っておられたようですねぇ。
(ちなみにふく苗さんがいた置屋は駒屋ではありません)

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ふく苗さんはささっと小走りで先をゆきます。

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この時、現場では聞き取れませんでしたが、YouTubeにアップされてる動画にてとし桃さんがふく苗さんに声を掛けるようすを確認しました。
小走りで去るふく苗さんに甲高い声でとし桃さんが発したのは、
「苗ちゃん、ばいば~い!!」

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とし恵美さんはダンスに明け暮れていた中学生時代、ネットで舞妓さんの姿を見て憧れ、花街に身を置くことを決意したといいます。
今度はとし恵美さんの姿をネットで見て憧れる女の子も出てくるんじゃないかと思うようなきれいな舞妓さんになられました。

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昨年の2016年12月末に見世だしされた千賀染さんです。

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何故か足を止めて談笑する皆さん。

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人だかりの合間からとし恵美さんを。

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オッサンたちの合間からとし恵美さんが目線をくれてニコリ!
とし恵美さん、ありがとうございます!

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皆さん、八坂神社をあとにされました。
宮川町の皆さんの相変わらずのパフォーマンス、ありがとうございました!

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芸舞妓さんたちが去って静かになった境内。

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神社でいただいた福豆と節分限定の串札です。実家に奉納ですw


そして改めて最後にふく苗さんについて触れときます。

駒屋のとし桃さん、とし純さんの後輩で見世だしからわずか3か月で辞めた舞妓さんがおられたようですが、芸妓にならなかったとしてもやはり満期まで舞妓をやり遂げるというのは引き方もきれいで置屋や花街にも十分に恩返しをしたことになるでしょう。
そして満期を迎えるまで身を置いたというのは次々辞める仕込みさんや舞妓さんが多いことを考えればそれだけの試練を乗り越えて来たということにもなろうかと。

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宮川町のトップクラス・・というより、京都花街の舞妓を代表する存在だったふく苗さんは引き方がきれいだったが故に、どのような経緯かは知りませんがこのように引退されてもこの場に違和感なく立てるのでしょう。

これが恐らくふく苗さんを見ることのできる最後の機会だったと思いますが、改めてふく苗さん(もうとっくにふく苗さんではありませんがw)の今後の長い人生が幸多きものであることを祈念いたしております。

ん~、それにしても現場でふく苗さんのことを気づかなかったのは無念w


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2015年の節分祭奉納舞踊でのふく苗さん。