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一応、風景写真がメインです

高畑淳子記者会見:「息子の性癖」を問うフジテレビと読売テレビ

実は私はまだ記者会見の映像は見ておりません。
敢えて避けているわけではありませんが、まぁ正直あまりに高畑淳子が気の毒過ぎて見る気も起りません。

自身は女優業で高い評価を得て紫綬褒章を受章、しかもポンコツだった息子がデビュー間もなくいきなり朝ドラに抜擢されて俳優の仕事のみならず、バラエティにまで引っ張りだこだったんですから、ここ最近はこの上ない幸せの絶頂だったでしょう。

私は朝ドラの俳優が高畑淳子の息子だったとは知らず、つい最近のバラエティで知ったときは彼女に相当苦労をかけたと言われるポンコツ息子がこんな人気者になったのかと驚いたとともに、高畑淳子も良かったなぁ~と素直に喜んだものです。

んで強姦事件ですわ。
犯罪に甘い芸能界でもこれはさすがに復帰は無理でしょう。
一報を聞いたときはホンマがっくりでした。
当然、高畑淳子が念頭にあったからですわ。

こんなことで記者会見をするというのは本当に過酷でしょう。
恐ろしい事件を起こし、被害者のみならずテレビ局や各方面に多大な被害を与えた容疑者の母親の身だから仕方ないとはいえ、本当に芸能人とはこういう時は辛いものです。

会見を伝えるネットニュースによると、高畑淳子は常日頃から息子に対して何かあったら自分たちの立場上、「差し違える覚悟」を伝え自重を促していたといいます。
そこまでの覚悟を伝えても息子の犯行は防げませんでした。
個人的には高畑淳子に大きな落ち度があるとは思えません。

そういう辛い記者会見でのマスコミ側の質問にネット上で疑問が噴出しております。

以下、BuzzFeed Japanからの抜粋です。



・フジテレビ「直撃LIVE グッディ!」 大村正樹キャスター

ーー裕太容疑者の性癖について、気づくことはなかったのか

「それは男の子供を他に持っていないので、男の子はこういうもの、とくらいにしか……」

ーー例えば性欲が強いとか、性的嗜好がおかしいとかは

性的嗜好がおかしいと思ったことはなかったですね」

読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」 中山正敏リポーター 

ーー性的な衝動を抑えられない、行動にブレーキがかけられないというようなところはあったか

「私が見る顔は家庭の中だけの顔で、その中で今、思い出されることはないようですが」

ーーブレーキがかからないという状況を母から見てどう感じるか

「家族が22歳の男性にずっとついていることは……。ただ、うちで私はできる限りのケアをしたつもりでおりましたが、今、申し上げることではないと思います」



この恥ずかしい質問してる連中ってのは質問する前に自分の身になって考えたりはしないもんなんだろか?

昔みたいに「世間の代表」ヅラしてえらそうにやりたい放題やっていた時代と違い、今やマスコミ連中もネット上で逆に世間からチェックされる立場だということを連中は未だ把握していないようです。

テレビ局をはじめマスコミってのは、何か非があり立場が揺らいだ個人や企業に対して容赦なく徹底的に叩きはじめます。
それは「批判」や「正す」というレベルではなく、「誹謗中傷」に近い。

今回のはまだしも、JR福知山線脱線事故の読売新聞記者の件、みのもんた不二家の件など、えげつないのを上げだしたらキリがありません。
マスコミの横暴を阻止するためにも、今回のネット上での動きは至極妥当でこれからも我々はおかしいことはおかしいと声を上げるべきです。

※今回の一件では、私が普段よく見ている読売テレビのニュース班にツイッターにて見解を求めておりますが、まぁ返答はないでしょう。自分たちの都合の悪いことは説明しないのがマスコミの常です(どうでもいいことは返答がきますが)