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一応、風景写真がメインです

[安倍晋三総理辞任]辞任記者会見と記者たちの態度

それまで結構安倍ちゃん支持派だった私ですが、「桜を見る会」あたりから「ちょっとおかしなってきとるな」と思いはじめ、ここ最近は完全に「反安倍」になっておりました。だからといって難病での辞任となるとやはり残念ですし、寂しい思いすらあります。

やはり日本政治では珍しい前代未聞の「安定政権」だったゆえ、それの終焉は不安でもあります。安倍氏の「辞任意向」の速報が流れると日経平均はその瞬間一気に700円暴落しました。(その後、若干戻しましたが)

ホンマ、このコロナ禍での辞任は不安しかありませんわ。

 

サヨク連中は安倍氏を「タカ派」として「日本を戦争に巻き込む」ってな意味不明なことをずっと抜かしてきましたが、確かに中国や韓国にある程度毅然とした態度はとってきたものの、習近平国賓として招こうとしたり、右翼連中の誰もが反対していた平昌冬季五輪の開会式に出席したりと、各国に対してめちゃ友好的な外交をしていたという印象しかありません。

先日のNHKスペシャルで読売新聞のナベツネのロングインタビューが放送されてましたが、保守と思われる彼ですら若いときは一時期共産党員だったらしく、政治家としてプッシュする一番の肝は「反戦かどうか」だと言ってました。

ナベツネは出兵していて戦争の地獄を知っているのでそういう思想というのもあるでしょうが、戦後生まれの日本人でも「戦争したい」ってなキチガイどこにいますかね?? 一部の変なマニアかテロでも起こしそうなクズくらいでしょうよ。

安倍氏も同様で彼の成果のひとつである集団的自衛権などの政策は「如何にして日本が戦争を回避できるか」の対処法のひとつであり、それを「戦争に突き進む」とか論点がスタートからずれとるから一般国民はサヨク連中を支持せんのですわ。

 

集団的自衛権以外の安倍政権の成果としては、トランプ氏と仲良しってことで嘗てないレベルで良好だった日米関係がありますが、「拉致問題」も「北方領土問題」も結局は全く進展しなかったですし、「改憲」くらいはできるかと思ったらそれすらサッパリでした。(辞任会見で「拉致問題」のくだりになると声が震えていたのでさぞ無念なのだろうと察しますが)

経済においては単にカネを大量に刷っただけで元々民主党政権前の自民党どん底にした経済を若干戻しただけの話ですし、少子化問題も東京一極集中も何も解決できてません。「観光立国」としては成功を収めましたがこれも不幸にもコロナで吹っ飛んでしまうことに。

 

それでもやはり2800日以上、約8年間、難病を抱えながら日本国内の被災地をはじめ、世界各地を慌ただしく飛び回ってこられたわけで、心から「お疲れ様でした」と言いたくなるのが人情ってもんでしょう。

あまりに激務を普通にこなされてたので、完治できないはずの持病なのに、私なんかは「完治したのかな?」と勘違いしてたくらいです。

 

そうした総理の辞任記者会見では記者の質問の際に「お疲れ様」と言ったのがたった一人だけだったと橋下徹氏がテレビ番組で憤慨していたそうです。

私は記者会見を通しで見ていないので記者がどういう質問をしていたのかは知らないのですが、とある古参の政治ジャーナリストは関西ローカルで、「記者会見の最後に記者たちからの拍手がなかった。こういう記者会見で過去にあまり例がない」と言ってました。 

「なぜ今日はプロンプターをしてないのですか?」とかアホ質問をしていた記者もいたとネット民が怒ってましたが、日本の政治家の劣化も甚だしいですが、記者連中も過去の会見での質問内容から察するにほんまカスみたいなのばっかりですな。極端な話、ナベツネみたいな記者が現在おらんから政治家も劣化しとるんかもしれません。

 

とにかく、安倍さんは治療に専念してもらって回復されることを願いつつ、本当にお疲れ様でしたと言いたい。それにしても繰り返しになりますが、次期総裁候補者連中の顔ぶれ見てると不安しかないですわw

 

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2018/09/15 京都市内にて