［新型コロナ］やがて暴落する東京都心オフィスビルの価値

私みたいなクソド素人でも未だ東京だけ次々とオフィスビルの建築ラッシュが止まらないことにずっと疑問しかなかったわけですが、新型コロナによる生活スタイル激変でポンコツ企業の連中もやっと自分たちの愚行に気づくことになりそうです。まぁ私もさすがにオフィスそのものがいらなくなる時代がこない一気に来るとは思ってもみませんでしたが。

都心のオフィスに目立つ「空き」…７月、５か月連続で上昇の２・７７％ : 経済 : ニュース : 読売新聞オンライン

今や世の中の大概の仕事は一日中PCでドキュメントを作成、またはWeb会議をとぶっちゃけ大したこともやってないんでそりゃ在宅ワークでも全然問題ないわけで、集中力のあるやつはかえって自宅のほうが通勤時間が減る分、アウトプットは大きくなっている現実があります。（逆に能力のないサボり連中はそれが更に露呈されることになる）

コロナにより今やどこの職場もガラーンと机だけが残ってる状態なんで、そりゃそんなスペースをなんで大金の家賃を払って維持する必要があるんだって話になります。

数十年前、私は大阪城近くの大阪ビジネスパーク（OBP）を代表するオフィスビルで働いてました。働いてたとこはそのビルのほぼワンフロアを事務所にしていましたが、賃料は当時400万円でした。

今の東京都心のビルだとそんな安いレベルじゃないでしょう。コロナとか関係なしにそもそもなぜに「東京都心なんだ？？」って話です。ホンマにこれがよくわからん。日本人の変な「見栄」でしょうか？それとも相変わらずの「皆がそこに集まってるから」という思考停止の集団心理でしょうか？

極端におかしい東京もそうですが、大阪や福岡、札幌なども例外ではないでしょう。

オフィスのスペース縮小だけでなく、そもそもそんな家賃の高いところに事務所を置く必要があるのか？？って話です。

人口がドンドン減少するなか、都心にだけ異様に人が集まるのは災害などの面からしても危険であって、政治家や役人連中はこの異常な事態をずっと放置してきたわけですが、不幸中の幸いとでも言うべきか、やっと大きく流れが変わることになりそうです。

賃貸契約期間があるので一気に都心から事務所を撤退することもなさそうですが、これからの景気後退、そして在宅ワークへの加速でたとえコロナが収束したとしても空き室が増える流れを止めることはできないでしょう。

オフィスだけでなく住宅も同様。在宅メインとなった今、家賃が高く、災害や感染病に脆い都会に住む必要があるのか疑問を持つ人間も増えてくるはず。

都心の景色が一気に変わるかもしれません。