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一応、風景写真がメインです

[新型コロナ]緊急事態宣言延長「出口戦略なし」・安倍首相の会見

安倍首相の「延長」の会見は18時スタートだったんですが、日テレではそれより前に会見場を中継してました。会場には西村経産省大臣と加藤厚労省大臣が安倍氏が現れる前から席について談笑しておりました。文字通りで「談笑」ですわ。兵庫県選出の西村のおっさんがアベノマスクをしながらニヤニヤ笑ってるんですわ。

 

私がそう言うと「揚げ足取り」というやつもおるかもしりませんが、これから安倍氏が行う会見の内容ってのは人によっては「死刑宣告」並みのものであって決して国民にとって良い知らせではなく、しかもこの延長は安倍政権の失策ですわ。にも関わらず、そんなニヤニヤできるもんですかね??

この西村というオッサンは数年前の「西日本豪雨」のときに地元がこれから豪雨に襲われようしてるタイミングで安倍氏らと飲み会を開いてその集合写真をSNSでアップしてたポンコツですわ。その程度の危機管理能力ゆえ、今日の会見についての深刻さも理解してないのかヘラヘラ笑っていれるんでしょう。

 

んで肝心の安倍氏の会見ですが、相変わらず話は長いが中身がすっからかん。吉村府知事の事前のプレッシャーによってもうちょっとマトモな内容になるかと思ったんですが、「14日の時点で一旦延長するかどうか判断する」とした吉村氏のマネゴト以外は目新しいものはなし。結局明確な出口戦略もなし。冗長な話も自分の言葉で話しているのならまだしもプロンプターをダラダラと読んでるだけのようでして、「(5月)8日に入金」のところを「8月に入金」ってな感じで「日」と「月」を読み間違える有様で、これを聞いたときに「は、8月??」と誰もが思ったはずですが、要は何も考えないでただ字を追ってるだけだからこんな有り得ん誤読をするんでしょうよ。

 

ダラダラと長い話のあと、質疑応答があったんですが、記者の質問に対する答えとして常に微妙に内容がずれている。質疑応答前に話した長い談話を繰り返すのみ。

新型コロナが拡散しはじめてから4ヶ月以上が経ち、となりの韓国では新たな感染者がゼロの日がちらほら出てきてるにも関わらず、未だに質疑で出てくるのは「PCR検査」ですわ。ニュースやワイドショーもこのPCRばっか。

PCR検査のキャパを1万件、2万件と拡げようともそもそも検査数が伸びてないのは、首相が指示してもこの国ではどうにもならないということか?」みたいな記者の苛立ち気味の質問に対しても諮問委員会の尾身茂会長は保健所の業務過多やマスクや防護服の不足など6つを挙げてましたけど、2月くらいにそれを理由にするのはまだしも5月にもなってまだそんなこと言ってるのかと愕然とさせられますわ。

 

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んで、このPCR関連の質問は2回ほどあったんですが尾美氏が回答のたびに付け足すのは「日本はコロナの死者数が諸外国に比べて圧倒的に少ない」ということ。

それは未だ原因不明である「たまたまの結果」であって、勿論「検査が少ない」のと何の関係もないどころか、少ない死者数とはいえ、検査によって救われたであろう命があったはずで、いつまでこの検査の話に国民は付き合わされるんだ??ってことですわ。

 

結局、政府が示した宣言の解除の基準は「専門家と相談」「一定の」とか客観性ゼロのクソみたいなものだったわけですが、吉村氏はそれについて先程インタビューで「残念」としたうえで、明日大阪独自の指標を発表します。

 

ダラダラとした中身のない会見が19時を過ぎたころ、内閣府の担当者が会見の終了を告げ、記者の一部が続行するよう食い下がると担当者は「外交日程があるので」とか意味不明な理由で強制終了。

ホンマ、この政権が続いたら日本人の尊い命がどれだけ失われるか分かりませんわ。