[新型コロナ]吉村府知事、「大阪モデル」の自粛出口戦略を語る
先程、吉村大阪府知事は関西ローカルの情報番組「ten」に出演して約45分に渡って「出口戦略」を語るとともにytv解説員やコメンテーターの若一光司氏の質問に答えてました。
散々報道されているのでおわかりでしょうが改めてその内容を。
上記は大阪府のHPのものです。
①~③の全ての警戒信号が点灯した場合に自粛対策を段階的に実施、逆に②~④の警戒信号全てが原則7日連続消灯した場合に段階的に自粛を解除することになります。
ポイントはやはり「陽性率」でしょう。
千葉大の専門家が発表した7%という数字がもとになっているわけですが、この陽性率7%を超えている国では死者が激増するんだそうです。
そしてそれより重要なのはこの数字は「PCR検査をサボってるところでは数字が上がる」ということです。数字を下げようとするとそれなりに多くの検査が必要であり、「見える化」の信憑性を示す役割を果たします。
※ちなみに東京都などは毎日の陽性率は出せていません
温度・湿度の上昇で感染者が一時的に減ったとして、これから秋にかけてまた感染者は増えていくことが予想され、今度は「入口戦略」ともいうべき、再度の自粛要請が出る可能性が高い。その際は指標としての「病床使用率」とは無視します。使用率がある程度増えた時点で自粛を開始しても一気に患者が増えて対応できなくなる可能性があるため、リンク不明者数や陽性率でいち早く増加傾向をキャッチして早々に自粛へ突入します。
5月5日までの過去4日間ほどはずっと消灯基準を満たしてますが、それでもこの基準となる数字、なかなかハードルが高いものがあります。
少なくとも秋以降までは再度の自粛がないことを祈るばかりです。
彼の記者会見を見たことがある人はわかってると思いますが、彼は大抵のことは頭に貼っているので説明や質疑応答の回答によどみがありません。
今日も番組でもこんな場面が。
ニューヨークでは封鎖解除していく施設の段階を4つに分けていて、一番最後に解除するのが「遊戯施設と学校」となっているんですな。
しかし、大阪府としてはもう来週から段階的に日をおいて登校できるようにしたりして早めに解除としていく予定です。このニューヨーク州との対応の違いを質問されたところ、「ニューヨークのクオモ知事がなぜそのような判断をしてかは把握していない」と前置きをし、大阪の感染者の内訳として20歳未満が4%であることをフリップボードで示しつつ、府民の年代の構成として20歳未満は17%であって「4%」という数字はかなり少なくインフルエンザのように若い子が感染源となっていないことを指摘。
質問に対する回答に回りくどさやはぐらかしてる感が殆どないんですなぁ。
明日はミヤネ屋で出演するようです。
この「大阪モデル」が成功することを祈りつつ、私が住んでるのはポンコツじじぃが知事の兵庫県であることを思い出し、愕然とするわけですw