上沼恵美子vsさんま：まんま生放送でガチバトル
お笑い好きの私は当然、昨日のこの番組の生放送をプライベートの予定を変更してOAで見たのですが、予想外のほとんど面白味のない結構緊迫した放送となりました。
詳細はネットニュースで駆け巡ってるのでそちらを見てもらいたい。
※ちなみに１５時から全国１５局ネット。凋落のフジテレビはその時間はAKBの総選挙ｗ
さんまは関西ローカルのレギュラーを持っているので、頻繁に大阪にやってきているのですが、この二人の共演はまずない。
どちらも好きなお笑い芸人ですが、私は共演を見たことがなかった。
とはいえ、２２年前のさんまのまんまにゲストで上沼恵美子が出演したことがあるという。
上沼恵美子は自分が語ることでそのあとに険悪な雰囲気になることを予想しつつ、タイムキーパーの出す残り時間を気にしながら、持ち時間の後半にその２２年前のゲスト出演時のことについて展開し始めた。
実のお姉さんとの掛け合いは絶妙で当時若手の女性芸人だったにも関わらず、今見ても唸るほどとんでもない技術を持っていました。
関テレ社員との結婚を機に若くして引退した上沼は結婚・出産後、育児に専念するも、やはりそのお笑いの才能が惜しまれてか、徐々にサンテレビなどローカル番組に「パート感覚」でちょろちょろと出始めることに。
それがやはりえげつなくおもろいってことで、段々関西ローカルの司会など増え始めていきます。
女性芸人でトップの話芸を持っているのでこれは必然です。
そして、関西で盤石の地位を気づいたころの２２年前にゲストで呼ばれたのが「さんまのまんま」だったわけですが、家庭を持っている上沼はあくまで関西でのみ活動をしているわけで上京することには制約があり、また関東での知名度もないことからこの話を断ります。
・・が、「さんまのまんま」は関テレ制作であり、関テレから懇願されることで旦那のこともあって縁があるので渋々了解することに。
２本撮りのうちの1本目のゲストが上沼で、日帰りの上沼を考慮して収録をいつもより１時間早めたわけですが、先に現場入りしていた上沼を待たせ、あとからスタジオに入ってきたさんまは「なんで収録が早い」とスタッフに問いただす。
スタッフがゲストが上沼で事情を説明する。するとさんまの「おかげで寝不足や」という発言をスタジオの袖でスタンバイしていた上沼の耳に入るわけです。
それについて上沼は22年ぶり初めて公にして生放送で口にするわけですが、これまでの芸風としていろんな会ってきたタレントの悪口をやたら言う上沼がこのことに関して一切公言しなかったのはどういう意図があったのか全くの不思議。
やはり自分が認めている芸人だったからでしょうか？
しかし、多少のわだかりもあってかこれを昨日の生放送で公言するわけですが、まぁこの後の展開は生放送でなければ全カットされるかのような内容になってしまった。
上沼の暴露後、さんまの顔にはいつもの余裕のある笑顔はなく完全にひきつってる状態。
年齢は同じでも芸歴では先輩である上沼恵美子に対してそんな失礼なことをいうはずがないと全否定。
まぁ普通のゲストならさんまのしゃべくりに乗せられてさんまの思うままに展開もできるかもしれんが、なんせ相手は上沼恵美子なので自分が丸込められる相手ではないと百も承知のせいか、その反論の際に「お笑い」に変える要素もなし。
「足を踏んだ人間は忘れても、踏まれた人間は忘れない」の上沼の発言が最も説得力があったでしょう。
当時上沼が関西で盤石だったとはいえ、22年前のさんまは全国区で一番勢いのあったタレントで相当調子こいてた頃です。
最近のさんまの番組はやたら「さんま伝説」として、さんまがいかにファンに優しいか、曲がったことが嫌いなのかを何かと強調して、さんまを「いい人」にしようとしていますが、彼はそないに人格者でしょうか？
口に出す言葉が多い分、いろんなタレントを傷つけるような発言を多数しているのは言うまでもないでしょう。
別にそれがいい悪いは別にして彼が失言を全くしないような謙虚なタレントではないということです。
「言うはずがない」の一点張りで認めないさんまに対して、上沼は「わかった」と途中折れるわけですが、するとさんまは逆に自分の誤りを認めて謝罪しろと言い出す始末。
よっぽど自分をいい人間に思っているのか、そう世間に見られたいのかは知らんが、まぁさんまの人間性については結構ガッカリさせられる番組内容でしたな。
やはり編集がない生放送は恐ろしい。モロに人間性が浮かび上がります。
ちなみにネット上では常に評価が高いさんまですが、今回の対応でさんまの評価はダダ滑りですｗ
