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一応、風景写真がメインです

待機児童問題:一極集中の東京に住むのが悪いだけ

匿名ブログの「日本死ね」ってな内容が痛快ってことで、ネット上やマスコミで騒ぐ分にはいいんですが、このネタをイチイチ国会なんかで取り上げてブログの文章を読み上げ、首相にその見解を求める野党の低レベルな質疑にはホンマうんざりです。
(アホ丸出しのクイズ形式の質疑も同様)
  
待機児童がやたら騒がれておりますが、こんなことを騒いでるのは東京や横浜をはじめとする首都圏、他には大阪など一部の都市部だけじゃないでしょうか?
この記事のタイトルはちょっと極論かもしれませんし、保育所に通わすことができないお母さん・お父さん方は大変お気の毒ではありますが、もっと根深い根本的な問題があることを考えんといかんでしょう。

下記の厚生省の図を見てもらいたい。(拡大可能)
全国待機児童マップといものです。

イメージ 1

東京だけ突出して異常なのが一目瞭然です。
逆に地方には「待機児童問題」なんてのはそもそも存在せんわけです。
「児童そのものが少ないから当たり前じゃ」といわれかねませんが、じゃあ東京は「児童が異常に多いから当たり前じゃ」ということの裏返しですわ。

「どこに住んでも平等で保育所を利用可能にするべきだ!!それを怠る国や自治体は即刻改善せよ」
・・という左翼的な意見の人間も多いでしょうが、ホンマにそうでしょうかね?
私の感覚では、戦後から今に至るまでずっと、なんでもかんでも田舎もんの連中が首都圏をはじめとした東京にバラバラと集まるのが全ての負のスパイラルの要因という気がしてならない。
テレビドラマの見すぎで頭がおかしくなったのか「とにかく山手線の内側に住みたい」とかいう意味のわからんことをぬかす田舎もんの女まで生み出してる始末です。
キー局をはじめとしたテレビ局筆頭にマスコミの罪は相当重い。

待機児童問題について、例えば架空の話ですが一例をあげます。
とある地域において、待機児童問題は自治体の努力によって解消されていました。
しかし、その地域において広大な工場跡地があり、そこの再開発によってあっという間にタワーマンションが乱立しました。
居住者には若い夫婦も多く、その地域の保育所はどこも定員超えになりました。

この例の場合、自治体に何か問題があるでしょうか?
タワーマンションに住む若い夫婦は「保育所がない」と怒り出すでしょうが、何も考えんとタワーマンションに住んでるおのぼりの小金持ち夫婦が浅はかなだけです。
これの広域版が東京や神奈川の待機児童問題ですわ。(極論すぎ??w)

日本の若者の約半数が狭い首都圏に集まっていること自体が異常だということにもっと日本人は危機感を持たなければならんでしょ。
それは別に自治体や政治家だけが考えるべき問題ではない。首都圏に住んでる各個人はもちろんのこと、そこを拠点としている企業をはじめ、日本人である我々全員が危機感を持たなければならない話です。
どうも「人口の一極集中」となると、過疎化している地方のみが危機的みたいな報道が多いが、集中していってる首都圏も相当まずいことになってるのでは??
全ての元凶は首都圏の一極集中です。

小学校や中学校は義務教育なんで、バラバラと首都圏に集まる人間に対して国も自治体もある程度対応せざるを得ないでしょう。それは揺るぎない権利です。
・・が、保育所まで国や自治体がそないに関与しなければならんのでしょうか?
この辺は需要と供給で市場原理に任せるのはそれほどおかしなことなのか??

もはや首都圏は子育て世代以下の若者を許容できる範疇を超えているということをもっと理解せんといかんでしょ。
バカ高い無認可の保育所とかそんなとこに通わすことができる金持ち連中とかしか住めん街になっとるわけです。

東京では出生率も低く、未婚率も高い。
「結婚して子供を産む」という人間として当たり前の人生(当たり前の人生を送っていない私がいうのも説得力に欠けますがw)ができないようなひどい地域になってしまってるということをもっと認識すべきです。
大して美味くもない湘南の海沿いのメシ屋に異常な行列ができてたり、タワーマンションが乱立する光景を見て、「これ、ちょっとおかしくないか?」と思わんほうがどうかしてます。

まぁ今現在首都圏に生活の基盤を置いてる人間がなかなか簡単には地方には移動できんでしょうが、日本凋落の遠因は東京一極集中も原因のひとつといっても過言ではないでしょう。

地方の方々は東京に住んでいたら当然受けられるメリット(最新医療や網羅された公共交通機関など)を我慢して、里山をはじめとした景観やインフラを維持して踏ん張っておられるわけですが、彼らは都会なら当然享受できるメリットを権利として声をあげているでしょうか??
「地元に住む」というご自分の選択に対して、そのデメリットを甘んじて受け入れておられるわけです。
(話は逸れますが、彼らが保ってくれている日本の風景、高齢化した彼らがいなくなる近い将来、日本の風景はどうなってしまうのかが本当に心配です)

異常に若者が集まる東京に何かしらの歪みが生まれ、デメリットが生じるのは当然のことで、それはそこに住むことを選択した人間がある程度我慢せねばならんところもあるでしょう。
「ある程度」がどの程度までかという問題もあるでしょうが。

今やひたすら斜陽に向かう日本において、なんでもかんでも御上に頼るのには限界がある。
もうちょっと個々が根本的なことを考えないとまずいでしょ。
保育所が足らんような地域に住んでるのが正しい選択なのか?
本当に東京(をはじめとする都会)に住むことが幸福なことなのか?ということです。
ケネディの演説ではないですが、日本という国に対して何をしてもらうかではなく、我々は日本という国を維持させるために何かしなければならん時に来ているわけで、もっと能動的な立場にあるべきなんじゃないでしょうか?
(文句をたれる行為が「能動的」とは言わないので勘違いしないように)

私もえらそうなことが言える立場でありませんが、あなたは何か自治活動をしていますか??
何か地域に対して貢献してますか??
都会に住んでる連中の多くはこの辺が希薄に思えて仕方がない。

日本死ね」というのは簡単ですが、あまりに「国」というものに対して過信していないか。
シリア情勢を見るまでもなく、日本国が死ねば我々も次世代の子どもたちの存在も危うくなるということです。