ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

鬼怒川堤防決壊の救出劇

昨日は関西は穏やかだったのですが、栃木や茨城のほうは大変な状態だったようで今朝の報道でビックリしました。

さんざん報道されていることですが、とあるタクシー運転手さんの救出劇を紙面やテレビ報道、ネットを元に簡単になぞります。




10日昼過ぎ、鬼怒川の水位が気になった付近に住む60代のタクシー運転手の男性は、鬼怒川の堤防に上がって様子を見ていたところ、足元のアスファルトがメリメリとヒビが入り始める。

あわてて堤防を駆け下りて100mほど先の自宅へ向かうも玄関前で背後から来る濁流にのまれ、流されている間に電柱へしがみついた。
あっという間に水位は腰のあたりまで来て、そのまま電柱にしがみついていると、妻がいるはずの2階建ての自宅は既に流されていた。

近くに車の屋根の上に避難していた男性の長男がいて、自分がいる電柱のところへ来るように促すも、「大丈夫」と言っていた長男はそのまま車とともに流されはじめたが、男性はそれをどうすることもできなかった。

暫く電柱にしがみついて救助を待っていると自衛隊のヘリが上空にやってくる。
この様子はNHKの別のヘリから生中継されており、視聴者は固唾を呑んでその様子を見ていたが、自衛隊は濁流の中で必死にしがみついている電柱の男性を助けず、家屋の屋根に避難していた人を助け始める。

イメージ 1
ツイッターより。


イメージ 2

生中継を見ていたネット住民の一部は「なぜ先に電柱のおじさんを先に助けない??」と自衛隊の判断に疑問を持つものもいたが、家屋の住人を救出してほどなくして、その家屋は濁流の中に消えていた。

つづいて電柱の男性も自衛隊に無事救出され、自衛隊の命がけの救出劇とその的確な判断能力の一部始終を見ていたネット住民たちは絶賛。

男性の息子さんも奥さんも幸い救出され、一家全員無事だった。



その後、男性は笑みをうかべながら元気にインタビューを受けてました。
本当に不幸中の幸いです。

先ほど栃木県の特別警報は解除されましたが、被害状況の詳細はまだ判明してません。
どちらにしも水が引いた後は多くのボランティアが必要だと思います。
是非、関東の人たちで可能な人は協力してあげてほしい。