ハルカス・ヘリポートツアー～地上300ｍの生き地獄
ハルカスの展望台では一日に数回に分けて「ヘリポートツアー」というのを1回につき限定30名で募ってます。
約60段ほどの秘密の階段（？）を昇って屋上へ。
ここがハルカスのヘリポートです。
（2014/09/27 18：26）
右側で家族連れが記念撮影している風景。
展望台より上の本当の地上300メートル、ハルカス屋上のヘリポートを約30分間見学できるというサービスでして、これがたったの500円ぽっちなんです！
（これにはからくりがあることが後に分かるわけですが・・）
私がハルカスの展望台に辿り着いた時（17時前）、都合よく18時20分ツアー開始のを募集してたので、当然ゲット。
多くの客が展望台に来てる割にはハードルは意外に低いようです。
さて、私がこの30名のツアーについて懸念する点は私が今回も毎度の撮影と同様、一人で来ているということです。
当然ながら、こんなのはカップルや家族連ればかりが応募するはずで、私が浮いた存在になるのを恐れていたのですが、「たかが30分ほど屋上でブラブラするだけだ。ちょっとしたガマンだ」と自分を納得させていたのですが、ヘリポートに上がってからこれが甘かったことに気づきます・・。
集合時間まで展望台を駆けずり回って撮影して、18時15分に集合場所へ。
係の方の説明を受け、危険防止のため、荷物をロッカーにあずけてヘリポートへとつながる階段への入り口へ。
日没から約40分なのでまだ空は少し明るい。
眺望は展望台から見ているのでヘリポートから見たところで差は全くないわけですが、やはり地上300メートル地点の風を感じながら360度を見渡せるのは展望台とはまた違います。
といっても写真撮影に関しては落下防止などの危機管理上、柵の約1メートル手前に引かれている黄色の線より内側からということになっています。
（撮影しないのであればこの限りではない）
もちろん、基本的に手荷物はロッカーに事前に預けているので三脚はアウトなので、夜景の撮影は手持ちとなり、なかなか厳しいものになります。
さて、単に見学だけかと思いきや、係の人からイベントの説明が。
まずは客全員で2点やっていただきたいと。
それは大きな深呼吸と大声を出すということ。
めったに味わえない地上300メートルでの開放感を味わおうという主旨で、「ハルカス山脈～～！」みたいな文言を全員で叫ぶわけですが、ここまではまだいい。
問題はその後です。
「記念写真撮影を一組ずつ撮る」というんですわ！
これは直前まで知らなかったことで、ホームページにも書いてないし、展望台で応募した時点では知らなかったことです。
昇ってくる前に渡された首からぶら下げる許可証みたいなのに番号が書いてるので、番号順に呼び出して撮影するというんです。
①番はなんとワタクシですわ！！
呼び出された私は一人で撮影場所へ。
直前まで展望台を駆けずり回ってた暑がりの私は、屋上の涼しい風が吹いているにも関わらず、服が汗でベチョベチョでヨレヨレ状態。
こんな状態で写真を撮られるのも嫌なんですが、係の女性が「ハルカス～！」と言うのを合図に手を上げて「きれい～！」と叫べと言うんですわ！！
小心者の私にとって、一人でこんなことをトップバッターでするのは相当キツイもんがあります。
もう生き地獄ですｗｗ
係の女性は私に「おにいさん、それではいきますよ～」みたいな感じで言ってくれたが、おにいさんどころか完全なおっさんがこれを一人でするのは厳しすぎるｗ
事前に知ってたらこんなところには来なかったのは言うまでもありませんわ！！
さて、ツアー終了後には一人一人にハルカスの洒落た台紙に挟まれた大きな記念写真を渡されて、よかったら購入してくださいって感じなんですが、カメラをぶら下げたヨレヨレのおっさん一人が写ってる写真がいいはずもありません。
その場で燃やしたいシロモノでありますが、わざわざ完成品のかたちで渡されたものをイラン！と突き返す度胸も私にはなく、1200円で購入・・
女性係員3名とガードマン1名の人員をかけて、これだけめんどくさいイベントをしてくださっているので決して高い値段ではないとは思いますが・・。
事前にイベントの内容は展開してもらいたいもんですなぁ・・
500円で安いと思っていたヘリポートツアーは500円+1200円の1700円、60階の展望台の料金は1500円なので、計3200円の結構な出費となってしまい、体力的ダメージと精神的ダメージのダブルでヨレヨレとなった私はブサイクな記念写真を手にしながら、とぼとぼと大阪阿倍野をあとにするのでした・・
