ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

「まんだらけ」万引き犯写真公開の是非

やたら報道では「是非」とか言ってますが、どこに「」があるんか私にはサッパリわからん。
本来なら速攻ネットに公開してやってもいいところを「まんだらけ」はわざわざ一週間の猶予を犯人に与えてくれてるにも関わらず・・です。

「万引き」というと何か軽い犯罪のように聞こえますが、盗まれたのは25万もするフィギュアです。こんなもん窃盗そのもので非常に大きな犯罪です。

このニュース、さっき「NHKニュース7」でも取り上げるほど話題になってますが、NHKで出てきた「プライバシーに詳しい専門家」とやらは以下のようなことを言ってました。

ネットに一回拡散されると、犯人がいつなんどきに万引きをしたのかなどのデータとともにその画像は二度と回収できない・・と。

ホンマさっぱり意味がわかりません。
ネットとかどうとかいう問題ではなく、大きな犯罪を犯したものは警察に逮捕、もしくは指名手配された時点で大々的に報道されます。
これは我々に知る権利があるからであって、オープンにするのは当然のことです。
我々が知らんところで犯罪が起きていたり、その誰かもわからん犯人が勝手に知らんところで起訴されたり処罰されるなど有り得ん話です。

そういえば、いつから公開しなくなったんでしょうか?

昔の警察は犯人を逮捕した時点でその容疑者の顔を公開しておりました。
警察で撮影された顔写真が公開されてたことを記憶している人も多いでしょう。
・・が、今の警察は殆ど公開しません。私の記憶では最近公開したのはオウムの指名手配犯が捕まった時くらいです。
どっかの団体の圧力でしょうか?
辛坊治郎氏によると、「こんなのは日本だけだ」といいます。

警察が公開しないのでマスコミは関係者をあたって顔写真を入手しようとします。
しかし、そないにいい写真がみつかるわけもなく、犯人は既にオッサンにも関わらず、卒業アルバムの18歳頃の写真とかをマスコミが使う羽目になってるのはご存知のとおりです。
これでは犯人がどんな人物かサッパリですわ。
そのうち、名前も公開されなくなるんじゃないでしょか??w

ネットだからどうとか関係なく、ネットのない時代にマスコミに報道された犯罪者たちでも遡れば昔の新聞にも載ってるわけで、図書館やネットなどを通じていくらでも調べる手段はあります。
もう刑期を終えて今や更生してるんだからとか関係なく、それは我々が把握できるデータとして残るのは当たり前の話です。

犯人かどうか確定できない人物を「恐らく」ってなかたちで犯人扱いして、我々一般人が勝手にネットに写真を公開するのは当然問題です。
・・が今回の場合、窃盗しているところが撮影されていて確実にそいつが犯人なわけで、それを我々市民が公開することに何の問題があるんでしょう??
容疑者の写真を公開する云々の特権は警察やマスコミだけなんでしょうか?
犯罪の被害者がまだ捕まらない犯人の似顔絵を街頭で配るのも問題なんでしょうか?

警察もまんだらけに公開中止を申し入れてるそうですが、まんだらけは今のところ拒否しています。

NHKの報道では世田谷の書店店主の方にインタビューをしていました。
その書店では酷い時に月に10万も万引きの被害に遭ってるそうです。
店主の方は「まんだらけが公開する意図は理解できる。私もそうしたくなることがある。単行本で1~20巻とか盗まれた時は悔しくて一週間くらい眠れない」とおっしゃってました。

まんだらけは今晩午前0時に公開予定です。