ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

京都の紅葉2013~清水寺・夜間特別拝観ライトアップとHDR撮影

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(2013/11/23 17:52)

夜の特別拝観開始まで30分以上前に清水道に来ましたが毎年ながら長蛇の列です。但し、開門と同時に結構スムーズに進むのでそないにうんざりすることもありません。
開門も18時前には行われたようで、私もこの時は列の最後尾だったんですが18時20分には中に入っております。

夜間特別拝観は18:30~21:30(受付終了時間)で拝観料400円と結構親切な値段です。


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清水寺より京都市街を望む。

さて、当然ながら撮影は三脚NGで、まぁ清水の舞台を撮影する毎度おなじみの撮影スポットなどは押し合い圧し合いでえらいことになっており、非常に撮影が困難で毎年苦労しております。
しかし、今年はEOS 6Dという最強の武器を手にしておりますので、これの機能のひとつ、「手持ち夜景」という機能をつかって撮影を行います。

これはいわゆる「HDR合成」みたいなもんでしょう。
シャッターボタンを押すと高感度(ISO6400~25600ほど)で4枚ほどの写真を連続で撮影します。
高感度ゆえにシャッター時間は短いもののそれぞれのノイズは大きいのでそれらを合成させてノイズを消去する方法です。

これからアップする写真は特記していない限り、この機能で撮影したものです。

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境内のライトアップのようす。色づきは特に良くない。

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完全な手持ちですが、被写体が結構明るいのでこの程度の画像の大きさではほとんどブレがわからない程度で現像できてます。

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これは通常の撮影。(ISO:12800)中には発色のいい紅葉もあります。

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本堂(清水の舞台)付近で撮影したもの。
手すりの欄干にカメラを押し付けて撮影しておりますが、やはり微妙なブレは避けられません。発色がどよ~んと重く感じるのも合成ならではか。

さて、上の写真の右下が音羽の滝、そして左上が奥の院です。
清水の舞台の撮影スポットがこの奥の院になるわけですが、写真で分かり難いでしょうが現在修繕中のようです。

撮影スポットも仮設の足場となっているのですが、これが実は撮影には結構好都合です。
というのも、通常であれば奥の院は転落防止のために欄干の手前にロープが張られていてそこからの手持ちでの撮影、もしくは欄干から撮影できるにしても欄干は丸い木材なのでカメラを押し付けても固定しにくいのですが、今回の仮設の場合、手すりが四角い断面の金属素材を使っているので、カメラは固定しやすい。
あくまで断面は10cm未満程度のもんなので、カメラを置くのは不可能ですが、固定程度ならし易いのです。

しかし、仮設の足場のために撮影スポットもそこに辿り着くまでの通路幅も狭く、本堂から奥の院に辿り着くまでに相当な時間を要します。あまりに人が多いので奥の院に行くのを断念して、係員の指示に従ってこの本堂の近くから音羽の滝に降りる階段で迂回する人も結構多いくらいです。
清水寺に来て奥の院から清水の舞台を観ないなんてのは相当残念な思いでしょうが・・。

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釈迦堂の裏手から京都市街に向かって放たれる強力なレーザービームw
「観音様の慈悲の心」を表しているんだそうです。
京都市街のどこからでも見えるほどの強いビームです。


本堂から僅かな距離の奥の院まで約30分かけて到着です。

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(19:18)左下のクリックで拡大可能


現像してみての率直な感想はやはり所詮は「合成」といったところか。
撮影中、現地でカメラの液晶で確認した限りはその出来栄えに満足していたのですが、PCの画面で現像してみるとやはり厳しいものがあります。
現地では満足していたんでHDR撮影ばかりしていて通常の撮影を怠っていたんで失敗ですw

まぁでもなんせ押し合いへし合いの状態なんで通常の撮影で例え手すりにカメラを押し付けるにしても2~3秒間をブレずに撮影するのは結構厳しいもんがあるかと・・。
でも通常撮影をもっと試みるべきでした。

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奥の院から少し外れたところより。

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清水の舞台の下より、舞台を見上げた構図。

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この後、まだまだ行列でひしめき合う清水道を下り、河原町駅まで歩いたあとまたもひしめき合う満員電車に乗って大阪方面へ戻る苦行が待っているのでした。