ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

AKB48選抜総選挙とマスコミ

昨日はこのワケのわからん選挙の開票をフジテレビは4時間も生放送で行なったという。

まぁ「テレビ凋落の象徴」であるフジテレビは今やAKBの協力なしでは数字も取れんので勝手にやってればいいだけの話ですし、ワタシみたいにAKBなんか何も興味ない人間はチャンネルを合わさなければいいだけのことです。震災直後の混乱期に「韓流ばっかり流すな!」とアホ過ぎる内容でフジの周辺でデモしてたトンチンカンどもほどワタシは了見の狭い人間ではありません。
秋元康の誉められたもんではない商法やそれに乗っかるキモオタたちを批判する気もありません。

・・が、問題はマスコミですわ。
まぁテレビもマスコミですが、「AKB選挙」として番組でやる分にはその番組を見なければいいので結構なんですが、例えばこういうくだらんイベントをニュースで大きく取り上げたり、新聞でデカデカと紙面を割いたりしとるわけです。
これはAKBに興味のない人間も目にしてしまうわけで、それほど重大なことかいうことになります。

今朝の毎日新聞を見てみると、小さいながらも一面に「きょうの顔」として選挙で一位の指原の顔写真、社会面でもデカデカと取り上げ、ご丁寧に1位から16位までのメンバー名を列挙してる始末。
先日はこのAKBの総選挙と夏の参院総選挙をムリからに絡めて、AKBの大島優子毎日新聞特別編集委員岸井成格との対談で2面ブチ抜き。もちろん、中身はひどい対談。(殆ど読んでないが)

勢いのあるもんに乗っかる商法を全否定するわけではないものの、古くは先の大戦にしてもそうでうし、原発なんかについてもそうですが、すぐに世間や大きなカネに流されてそれらを煽り、何か問題があってから必要以上のバッシングに翻ってるだけでは、毎月3925円もの大金を出してまで読む価値があるのかってことですわ。
俯瞰的な目とか持ち合わせてないんですかね。いや、そうではなく、やはりカネでしょうな。