あんなしょぼいアンカーボルトだけで何トンもあるコンクリートを吊り下げる構造で、開通後に何十年も経ってるにも関わらずろくに検査もしていないという日本のチェック体制。国土交通省も完全に高速道路を運営してる民間に丸投げしてたみたいです。
今回の事故で吊り下げ天井についてはそれなりにチェックはするんでしょうが、ホンマに危ないのはこれだけか??と誰もが思うことでしょう。
走る度に高い料金を取られる高速道路ですらこんな状態です。
県や市町村が管理している橋やトンネル等の構造物となると尚更胡散臭いことになります。
原発でも持ってない限り、どこの自治体も財政が厳しいので、そもそもまずそういう構造物のチェックすらきちんとしていないところも多いらしく、仮に検査をして危ない状態だとわかっていても補修を先延ばししたりしてるのが現状です。
今度の衆院選で第一党になるであろう自民党の安倍総裁はまたも新たな公共事業にカネをばらまいて道路とか作っていこうとしてるみたいですが、ホンマ見当違いも甚だしい。自民に票を入れるつもりやったんですが、この時点で却下ですわ。民主党も「コンクリートから人へ」とか抜かしてたが、結局は自民党と同じ路線を踏襲しただけ。逆にひどかったくらいの印象もある。
これからドンドン人口が減っていく日本で、今更新たな道路や新幹線が入りますかね??
それよりも日本全国に張り巡らされたあらゆる構造物・・・・つまりは道路のアスファルトやラインファルト、橋やトンネル、信号や電柱も水道菅も下水管も、これら全部が日に日に傷んできてるわけで、莫大な補修やメンテが必要なわけです。
まずはこれらにカネを回すのがどう考えても先決でしょう。
管理する側のチェックがいい加減というのであれば、利用する側,もしくはその構造物の近所の方の目も重要といえるかもしれません。
まぁでもそんなので防げる事故はたかがしれているわけで、やはり専門家によるチェックに頼らざるをえない。
構造そのものに問題があるものもあったようですが、何より「手抜き工事」による倒壊が散見されました。
倒壊した高速道路の橋脚なんかでも、破断することはないと言われていた鉄筋の圧接部において、あちらこちらで破断してました。
日本の橋やトンネルが安全なんていうのは全くのデタラメで、新しい道路を作る余分なカネがあるのなら、早急に既存の構造物のメンテに回すべきなのは明白。寿命が50年ってのも信用なりません。
でないと、もっと恐ろしい事故が次々と連鎖で起こるのは目に見えてます。
例えメンテにカネを回しても、それでも尚、崩壊や崩落の事故が発生する・・・そういう時期にきてるのは恐らく間違いないかと。