夏の終わり・節電要請の終わり・原発の終わり(2)
まずは今夏、関西において計画停電を避けられたのは、大飯の方々や福井県をはじめとした周辺自治体のご理解、何よりすべての責任を負って、福井県知事に対して机にこすりつけるくらいに頭を下げてくれた野田首相に我々関西人は感謝しなければならない。
この厳しい夏にトンチン菅とか鳩ポッポが首相だったらどうなってたかと思うとゾッとする。
原発の反対集会で坂本龍一とかいう団塊世代の左翼が「たかが電気のために命を危険に晒してはいけない」ってな発言をしたらしいですが、原発推進のヤツらもバカばっかりだったかもしらんが、極端な左翼連中の反対派もこの程度の脳みそですわ。
こいつのくだらん楽曲も電気がなければどこにも聴いてもらえんわけで、電気の安定供給のありがたさが何故にわからんのか??こいつのくだらん楽曲ごときは聴けなくてもが一般人はどうでもええが、電気で止まると生活で多大な支障、支障どころか死に直結する方々も多いわけで、そこまで想像に至らないバカさ加減には閉口する。
「電気のために命を危険に晒すことになる人々が多い」ということがサヨク連中には理解できんのか??
それは別に今、病気を抱えてる人のみならず、将来、貴方が遭うかもしれない事故や急病による手術中に計画停電が発生するかもしらんわけです。バッテリー??どこの病院でも大きなバッテリーを抱えてるわけではない。もうちょっときちんと事実関係を整理してから反対したほうがよいのでは??
さて、今夏の実績について具体的な数値でみてみると・・
報道されてますように、経産省によると今夏のピークだった8月3日は需要は2,682万kwだったのですが、例え大飯原発を動かさなくても2,746万kwを供給できてたそうで、実際は原発がなくても乗りきれたことになります。
・・が予備率はたった2.4%で必要とされる3%を切ってるわけで、当然ながら大飯の稼働は妥当だったと言えます。
私の立ち位置はそこらの「にわか」と異なり、何十年も前から原発には疑問を持っており、
・原発作業員の被曝の実態
・最終処分について右往左往している現在の人類では手に負えない核廃棄物
・事故が起こった場合の広大な周辺地域に対する深刻な影響
・・・など、それなりに理解していたつもりです。
つまり、どちらかというと原発反対派なのですが、「にわか」連中と違い、もっと現実的です。
・・・が、正直驚いた。
確かに我々は10%の節電に成功したものの、それほど生活に支障をきたしたか??
会議中にクラクラするとか、まぁせいぜいその程度で、あくまで許せる範囲の節電ではなかったか??
私はコスト面やリスク回避を理由に、安全度の高い原発を数機稼働すべきと考えておりますが、さすがにこの2つだけを理由に「原発の更なる稼働」について反対派を論破するのは厳しい。(例え、うちのオヤジのような「にわか反対派」が相手であっても)
これは大飯原発の稼働に賛成した約50%の関西人も同様ではないでしょうか??
もう夏を乗り切ったので、大飯も止めてしまえよ!という主張を反対するのも私にとっては難しい。
今後において大飯以外の原発の稼働はあるのか??
各電力会社はもちろん稼働させたいでしょうが、正直な話、今夏の実績結果を見ると反対派をねじ伏せるのは本当に厳しい。これほど節電効果があるとはホンマ想定外でした。
現在国内にある50機の原発の殆どがなくても生活ができると我々は気づいてしまった。
「原発の終わり」が見えてしまった夏だったのではないでしょうか。
おわり