楽天Kobo：レビュー削除の恥知らず
楽天という企業は聞いたことがあると思います。
どういう企業か知らん方のために説明しますと、日本のインターネット黎明期に「インターネット上の仮想商店街」ってのを立ち上げまして、なんせ当時はライバルが殆どいなかったので偶々それで売る方も買う方も集まって、現在においてもネット通販ではアマゾンに次ぐ地位にあると思います。
・・が、未だにその仮想商店街サイトの扱いにくいレイアウトはアマゾンのそれに遠く及ばず、何処のドシロウトが立ち上げたHPって感じで、要は偶々「時代と運が良かった」だけで何の技術も戦略もない会社です。
そんな会社なんで、もちろん海外には通用するはずもなく、あくまで日本国内だけのローカル企業なんですが、なぜか「社内の公用語を英語オンリーにする」とか訳のわからんことをトップのオッサンが言い始めて話題になり、世間から失笑をかいましたｗ
さて、そのローカル企業が先日、柄にもなく電子機器を大々的に発売しました。
電子ブック「kobo Touch」というシロモノです。
わずか8000円ほどという安さなのですが、その商品がとんでもないシロモノだったというのです。
そのブックを立ち上げる前提として、PCにとあるアプリをインストールせなあかんらしいんですが、このアプリがWindowsのバージョンによって、インストールできないという問題が発生。当然、それが発生するとブックは起動できんわけです。
アカウント名が関係するとかで、これを漢字・・・つまり全角（2バイト）で登録していると動かんとか。
「まさか漢字をユーザーアカウント名にしている人がいるのかと思ったし、漢字のアカウント名を許しているウィンドウズにも驚きました。Macなんかは許可されません。つまり、2バイト対応してなかったんです」・・・と、三木谷というトップのおっさんは語っております。
全世界での標準の文字コードである「Unicode」。これなんかは中国の訳の分からん漢字や韓国のハングルなどにも対応しはじめており、文字によっては8バイトも当たり前になりつつありますが、この企業は未だインターネット黎明期の感覚しかないようです。
そんなことすらわかっていない「IT企業（？）」が楽天です。
しかも、この三木谷というおっさんは今回の騒動を「初期対応でほぼ全てうまくいっている。一部のITリテラシーのないものがいつまでも騒いでいるだけ。発売前のテストも問題なかった」というような主旨を抜かしており、謝罪の言葉は多少あるものの、特に悪びれた様子もない。
あとは日本語対応書籍が3万点と宣伝しておきながら、実際は2万ほどでしかもその内1万は青空文庫とか、いろいろ問題はあるようですが・・・まぁ、私は正直、このポンコツ電子ブック自体が如何にポンコツかというのはそれほど問題視していない。
ひどいのは次です。
楽天で買い物をした人はご存知と思いますが、どんな商品にもまたは店にも「レビュー」ってのがありまして、購入者はその品や店について評価できる仕組みになってます。
Koboについては、当然購入者が★1つのひどいレビューが殺到したけですが、楽天はこれを知るや否や、さっさと「アクセス殺到により」とのウソ理由で削除。未だにこのKobo関連の商品についてはレビュー機能がないままです。
楽天に出店している個人店主たちは当然、ショップに対する辛辣なレビューについても甘んじて受けなければならず、削除などできません。・・・が、その決まりを作ってる総本山があっさりと「レビューが悪い」ってんで削除しとるわけですわｗｗ
このレビュー削除について、IT Mediaのインタビューで質問された楽天の幹部は以下のように語っております。
「Kobo Touchをきちんとした状況でご提供しない中で生まれた混乱は100％我々の責任ですが、さまざまなレビューが書かれました。『期待を裏切られた』というお怒りの声もいただいており、レビューがレビューとして機能しなくなってしまいました。良いこと、悪いこと含め、あるべき姿を参考にしていただくのがレビューですが、不完全な状態からスタートしたKobo Touchのレビューの場合、かえって誤解を招くのではないかと判断しました」
レビューを再開していないこの商品は未だに「不完全な状態」なんでしょうかね？？
その「不完全な商品」をTV-CMやYouTubeなど各メディアを使って大々的に広告を打ち続け、販売し続けているのもおかしな話です。
ホンマ、最低なDQNローカル企業ですなｗｗ
19日に発売して、23日にレビュー欄削除。未だ復活せす。
