ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

The Beatles/Golden Slumbers(和訳)

Abbey Road」のラストを飾る3曲のメドレー、これの最初は「Golden Slumbers」からはじまります。
メドレーの3曲のクレジットは「Lennon/McCartney」となってますが、何れも作者はポールです。
再度、メドレーをリンク付しておきます。
 
 
この曲はトーマス・デッカーという17世紀の劇作家の劇中の子守唄を元に作られたらしい。
ポールがリバプールの実家に帰った時、義理の妹(ポールの父親の再婚した配偶者の連れ子)の部屋でたまたまその子守唄の楽譜が目に入り、ポールはその詩が気に入った。だが譜がよくわからんので、自身で勝手にその詩をアレンジし、曲をつけた・・・というのが由来だそうです。
 
曲の流れとしては冒頭の静寂からドラム音とともに激しい歌い方になってますが、レコーディングの際のボーカルについてポールは、「相当な『Gentle Theme』ゆえにできるだけ力強く歌おうと心がけた。結果的に満足できるものとなった」と後に語っております。
 
ではその原詩と訳を。訳はいろんな方の訳を参考にワタクシが勝手にアレンジしておりますw
 
Once there was a way to get back homeward
Once there was a way to get back home
Sleep pretty darling do not cry
And I will sing a lullaby
 
Golden slumbers fill your eyes
Smiles awake you when you rise
Sleep pretty darling do not cry
And I will sing a lullaby
 
Once there was a way to get back homeward
Once there was a way to get back home
Sleep pretty darling do not cry
And I will sing a lullaby
 
かつてそこには故郷へとつづく家路があった
かつてそこには懐かしい家へとつづく道があった
おやすみ 愛しい子よ もう泣かないで
私が子守唄を歌ってあげるから
 
心地よい微睡(まどろ)みが君の瞳を満たす
そして君はきっと笑顔とともに目覚めるだろう
だから おやすみ 愛しい子よ もう泣かないで
子守唄を歌ってあげるから
 
かつてそこには故郷へとつづく家路があった
かつてそこには懐かしい家へとつづく道があった
おやすみ 愛しい子よ もう泣かないで
私が子守唄を歌ってあげるから
 


・Writer: Lennon / McCartney
Paul McCartney : lead vocals, piano
John Lennon : backing vocals?? (←全く参加していない可能性大)
George Harrison : bass guitar
Ringo Starr : drums
・George Martin : producer, arranger
・Orchestra : twelve violins, four violas, four cellos, double bass, four horns, three trumpets, trombone,
  bass trombone
・Recorded:: 2 July-15 August 1969, EMI Studios, London