ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

Abbey Roadへ行こう!

ビートルズを代表するアルバムといえば、おそらく「Sgt.Peppers Lonely Hearts Club Band」になろうかと思います。
アルバムというものに「Concept(概念)」を取り入れた最初のアルバムだからです。
(既にコンセプト・アルバムはあったと思われますが、商業的に成功させたのはこのアルバムが最初ということです)
それまで単なる曲の寄せ集めという性格だった「アルバム」というものの固定概念を覆した芸術作品ゆえに意味が深い。それ故の代表作となるわけです。
 
イメージ 1
Sgt.Peppers Lonely Hearts Club Band
 
・・が、ビートルズで商業的に一番成功納めたのは実質のラストアルバム「Abbey Load」(’69)です。おそらくこのアルバムが一番好きって方が世界的にも多いんではないでしょうか。
 
アルバムの前半(LP盤でいうところの「A面」)も珠玉の曲が並んでますが、なんつってもラストのメドレーです。
ワタクシ、恐れ多くもこのアルバムを初めて聴いたのがRemaster盤(’09)が出てからなんですけど、一発目聴いた時からいいとは思いましたが、聴けば聴くほどその凄さが増してきております。
 
イメージ 2
 
・Golden Slumbers
・Carry That Weight
・The End
 
そのメドレーってのはこの上記3曲でして、わずか5分15秒ほどのものなんですが、既に崩壊状態で解散間際の人間たちが作った曲とはとても思えません。頂点を極めたグループの輝かしいフィーナレです。
 
 
世界で最も有名な上記の「Abbey Road」のジャケットですが、ポールが裸足だったことなどから「死亡説」が流れたってのも有名な話。
当初は「エベレストでの撮影」の案だったらしいんですが、仲が最悪の状態でのそのような長期移動はメンバー側から拒否。
「もうそこで撮ろうや」と、ポールの案でAbbey Roadのスタジオ前で撮った・・・というエピソードもありますが、ネットで色々調べたところ、決して適当に撮ったわけでは決してなく、ちゃんと警察の許可も得て交通規制もし、ジョンの知り合いのカメラマンを呼び寄せての撮影だったようです。
 
ジャケットになって以降は、これまた世界で最も有名になった横断歩道になったわけですが、観光客が今もホンマに絶えません。次々に観光客が来て、ジャケットのポーズを決めて撮影されとります。そこを通る車も仕方なくその間はおとなしく止まってる状態です。
 
・・て、「なんで、お前見てきたようなこと言うてるねん」と思われるでしょうが、今現在のアビィ・ロードが簡単に、それも高画質で見れます。
下記のライブカメラ
 
 
ジャケットの撮影方向と逆のアングルになるのが残念ですが、横断歩道にやたら止まる観光客にここを通る車の運転手はみなさんイライラするでしょうなw
 
次はこの最高のメドレーの個々の曲について。