ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

被災地の薪・大文字保存会の決断力

ホンマ今回の騒動、京都の恥であります。
 
陸前高田市の薪を五山送り火の代表格「大文字」に使うというすばらしい企画が一部の京都住民の「放射能が飛び散る恐れがある」というバカ丸出しの苦情で中止となった問題。
大文字保存会も苦渋のなかの決断だったらしいが結局はその中止に対して更なる苦情が全国から殺到。
報道ステーションなんかはその報道の際、苦情が集まる保存会についてえらい同情的だったが、私は全く異なる。
 
一部の割合でアホなやつってのはどこにでもいるわけで、薪を使うことに対してどれだけの苦情がきたか知らんが、そんなもので全く放射能の影響を受けてない薪を使うことを中止するってのはあまりにも被災地の方々の気持ちを踏みにじるもの。
最近の傾向としてマスコミとか政治家なんかもそうだが、一部のアホなやつらによる批判に対して過剰に反応しすぎで、我がが正しいことをしているという核心があるのならば、そんなものは突っぱねないといけない。
被災地の方々がどのような思いを託しながら、送り火に使う薪に犠牲者の名前や復興の祈りを書いたことか
安易にアホな批判に屈した保存会のメンバーに対して心底憤りを感じざるを得ない。
 
京都住民はもちろんのこと、全国からも「京都出身であることがはずかしい」「もう大文字は見ない」と京都市出身の私と全く同等の批判が殺到してるらしいが、それを受けて大文字保存会を除く4つの保存会が16日の送り火で燃やすことを了承。新たな薪およそ500本が11日午後には陸前高田市から京都市に運ばれ、放射性物質が含まれていないか検査をしたうえで送り火で燃やされるということ。
 
すばらしい動きではあるが、未だに大文字保存会だけ躊躇しているらしい。
(8/11未明現在)
「全員の賛成が必要」「作業員やその家族の放射能に対する不安を完全に払拭できない」みたいなことをごちゃごちゃいいながら、徹夜で今も約50人のメンバーがすったもんだしてるらしいが、この人たちはどういう行事を継承しているのか本当に分かってんだろか??
それがわからんのなら、もう今のメンバーは全員辞めていただいて、新たなメンバーを募れば??と思わずにいられない。
 
たった50人のメンバーのせいでホンマ京都のイメージをどんどん失墜させていることを自覚してもらいたい。
 
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一昨年に撮影した五山送り火のひとつ「鳥居形」。嵐山にて。