ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

AVATAR

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ワタクシ、よく「ミーハー」といわれており、確かに音楽とかもCDなんかを買うにあたり、「売れた作品」ってのは大きな指標となっております。
実は中学くらいまでは「大衆はセンスのないバカ」と恐れ多くも決め付けてたんですが、それから成人するにあたり、この考え方は大きく変わるんですな。
「大衆が好むもの」は「いい作品である」っていうのが「必要十分条件」とまでは全く思ってませんが、大衆が好むものは総じていいものが多く、ハズレが少ないってのがワタクシの結論ですわ。
ビートルズ」然り、「マイケル・ジャクソン」然りです。

んで、世界の興行収入を塗り替えたってんで早速観にいくことにしたのが「AVATAR」。
自分の意思(友人に誘われたものを除く)で見に行った映画ってのは
タイタニック」⇒「THIS IS IT」⇒んで今回の「AVATAR」・・とこれら3本くらいで(あと小学校の時のガンダムw)、タイタニックを見に行ったのも興行収入を塗り替えたからでした。どちらもジェームズ・キャメロンの作品ってのが凄い。

AVATARはご存知3D映画ですけど、ワタクシ目が悪いんで普段のメガネの上にあの3D用のメガネをかけて鑑賞。
見慣れてないんで最初は映像に違和感がありましたけど、観ているうちに3Dってのを特に意識することなく、そのリアルな映像にのめりこんでましたわ。
今朝、関口宏が「長時間の3Dってのは見終わった後に疲れた」と言っていたがワタシはそういうのは全くなかった。

しかし、この映画、「アメリカでは映画を見終わった後の現実の世界にウンザリして、鬱病になった人が多数出ている」・・なんてな胡散臭いニュースが流れてましたけど、そこまで大げさでないにしろ、ホンマこの映画全編に渡る虚構の世界にはただただ愕然とするばかり。

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写真やテレビで見ると、なんともCGチックさがありますけど、映画で見るとこれらCG映像に引きずり込まれる。
んでその映像が「地球に実在する如何なる景勝地の風景より美しい」とさえ思わせてしまうくらい息を呑む映像美なんですわ。

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中国の各地方が、「AVATARのモデルとなった景勝地はウチのとこ!」と名乗りを上げて、その地名までアバターにあやかって変更しようってな動きがあるほど火花を散らしてるそうですけど、確かにちょっと中国を思わせる風景があった。


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上は「キャメロンが参考にした」と地元が主張する中国・安徽省の「黄山」。
http://bsq.sh.gov.cn/bmsh/lyxx/200904/t20090420_98180.html

まぁ登場人物(アバター及び現地の住民)から風景から殆ど現実の映像はないわけですけど、それに違和感を感じさせないだけの迫力があった。
ストーリーも先進国の自然破壊を容易に想起させるだけに好感も持てますな。

この映画、「THIS IS IT」を観た時も上映前に宣伝してたし、その他いろんなメディアでも広告を見ましたけど、「AVATAR」ってなアホみたいなタイトルやら、変なCGの宇宙人やらで全く興味がわかなかったんですけど、やっぱ「大衆が推す作品」だけのことはありましたわ。

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ぐるぐる廻るカメラワーク(?)とその3Dならではの高低差で「高所恐怖症」のワシなんかはヒヤっとするほど。