ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

LOST The Final Season

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2004年に始まったこの米ドラマ、とうとうアメリカ本国で来月からラストシーズンの放送が開始される。
このシーズン6の18話でもって完結に至る。

普段海外のドラマなど殆ど観ないワタシだが、このドラマに関しては個人的にはめちゃ好きでこれまでほぼ全話を見ている。
・・・が、もひとつ世間の盛り上がりに欠ける。この「LOST」より「24」のほうが注目される理由がわからん。(「24」なんかシーズン2でええ加減飽きるやろ!)

米国でも視聴率はシーズン3から急に下がり始めたということで、「CSI」みたいな一話完結や「24」みたいなシーズン完結と違い、連続的なドラマというのはシーズン毎にブランクがあるため、どうも視聴率の維持が厳しいらしい。

このドラマはアメリカのドラマにありがちな、それぞれのキャラごとの話が同時進行し錯綜、しかも場所も時間軸もあちこち飛ぶんでなかなか話を記憶するのは厳しいものがあり、確かに新たなシーズンを見る頃には前回のシーズンのことをすっかり忘れてしまっているww
・・・が、それを補って余りある毎回毎回ワクワクドキドキさせられるおもろいドラマだと思うんですがねぇ・・。

以下、このややこしいドラマの要点をめちゃくちゃ簡単に触れます。


オーストラリアのシドニーからアメリカのロスに向かっていたオーシャニック航空815便は、突然の乱気流に巻き込まれ、どこか不明の島の海岸に墜落。
乗客の多数が死亡するものの、奇跡的に48人が生き残る。
混乱状態のなか、医師であるジャックは生存者の手当てをするなどして次第にリーダー的存在になっていく。

すぐに救助隊が島に来ると誰もが思っていたが幾日経とうともその気配がない。
機内にあった食料などはすぐに底をつき、生存者たちはサバイバル生活を余儀なくされるが、島には既に先住民らしきものたち(アザーズ)が存在していた。

アザーズは彼ら生存者の中にスパイを送り込むなどしながら、ある陰謀を計っていた。そして、生存者たちとアザーズとの攻防が始まり、アザーズが何者なのか、何が目的なのか掴めないまま、生存者も次々と命を落としていく。

サバイバル生活の中、南国の島であるはずであるのに「ホッキョクグマ」が襲いかかり、「黒い煙の怪物」に生存者が殺害されるなど島では不可解な謎の現象が次々と起こる。
また島の奥には扉の開かない「ハッチ」やその他人工的な施設などが点在することを知る。誰が何のために作ったのかを知るべくハッチを開ける術を探る。
苦労の末ハッチを空けると、その闇の奥には旧式のコンピューターシステムに囲まれた部屋が存在し、そこで108分毎にパスワードを入力するだけの生活を送る一人の男がいた。
この入力を怠ると「大変なことが起こる」ということばを残し、その男はハッチの部屋から去っていく。

また、偶然同じ飛行機に乗りあわせたはずである生存者たちだが、実はそれぞれが知らないところでつながりがあるという事実が徐々に明らかになっていく。
つまり、彼らが墜落する飛行機に乗ったのは偶然ではなく、ある意思を持って島に引きずり込まれたのだった。

生存者の一人であり、墜落するまでは車椅子生活だったにも関わらず墜落後に突然歩けるようになった人物・ジョン・ロックは「この島には意思がある」と確信する。


ちょっと宗教的且つオカルトっぽい要素満載のこのドラマはシーズン5までにそれなりの謎解きがされるものの、まだまだ「島」について明らかになっていない要素が多い。

視聴率低迷による途中での打ち切りではなく、ちゃんと正常に完結に至るのは嬉しい限りだが、この謎が明かされるラストがしょーもない内容だと、「終わり良ければすべて良し」の逆で、「ワシの121話みた時間を返しやがれ!!」ってことになってしまう。
初夏には米本国での放送は終わるはすなんで、またその時に感想を述べる。

※つまり、シーズン5までの話の中身については自信を持ってオススメできるが、ラストシーズン次第ではとんでもないクソドラマになる可能性あり