ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

KTR北近畿タンゴ鉄道

天橋立方面へ鉄道で行く場合は丹後地方を走る第三セクター北近畿タンゴ鉄道(略してKTR)を利用することになります。

終着駅の西舞鶴駅で出発する寸前、女性乗客がホームに下りて運転席まで来て窓を叩く。
「冷房がすごい寒いんですけど!」
運転手さんは出発前の忙しい中、ホームに下りて電車の後部のほうへ走っていった。どうやら運転席では設定できんらしい。
出発時のホームの呼び鈴も運転手さんがホームのボタンを押して鳴らす。
無人駅が多く、ワンマンなので切符の受け取りも運転手さんの役でホンマやることいっぱいで大変そう。

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んで、暫く走行後、駅ですれ違いのための停車中(当然単線です)に また別の男性乗客が運転席の窓ガラスを叩いて「めちゃ暑いんやけど!」。確かに暑い。微妙な設定ができんようだ。
また運転手さん、電車から降りて後部へ走る!

今回乗ったのは観光客に親切な「悠々号」というやつで、観光名所で徐行してくれたり、停止してくれたりする。
女性の案内係り(アテンダント)が各名勝の説明をしてくれる趣向。

1日の乗車フリーキップが1200円とまた格安で、その他様々なお得キップを含めサービスが多々あります。

廃線間際から立ち上げて来年で20周年を迎えるとのことだが、赤字続きで経営は大変らしい。
写真を見てもらってもわかるようにJRからの払い下げのお古な車両が多く、それのリニューアルに頑張ってるみたいだが、1両のリニューアルに3000万円かかるとのこと。
1口5000円で個人含め企業などからの出資をHPで募集しておりました。

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だいぶ古びた車両。狭い運転席は背後に煙突を抱えてるので暑いみたいで、クレームで冷房を切った運転手さんは「暑っ」と思わず口にしてしまってた。


既に出資で集めた資金を元手にリニューアルされた車両が走り始めとりますが、まだまだリニューアルは必要で現在も募集中のようです。

HPもだいぶ充実していて、アテンダントさんのブログなんかもマメに更新されている。
KTRを応援する地元住民が各駅の「駅長さん」として駅周辺の情報などをブログ上で提供するなど、KTRの意気込みはHPを見ただけでもよくわかりますわ。
KTR北近畿タンゴ鉄道

ホンマ運転手さんや車掌さん、駅員さんもアテンダントさんも感じのいい人ばっかやったんで、今後もがんばって欲しいが、今回の「高速道路1000円」のクソばら撒きで打撃を受けてなければいいんだが・・。

この高速道の自民や民主の政策について語りだすと怒りのあまりキーパンチが止まらなくなるのでここで終わりにします。

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リニューアルされた車両。竹田城へ行く際にたまたま撮影していた。