ブログ開設からの10年を振り返る⑤~ウィラーの高速バス
だいぶ間が空いてしまいましたが、10年を振り返る記事をがんばってあと6本書きますw
ヤフーブログの場合、訪問者がどの記事にアクセスしているのか調べる手段がないのですが、このブログの記事の中でも比較的よくアクセスされているのが下のウィラー・トラベルの記事です。
この記事、単にNHKスペシャルの放送内容をなぞってるだけで、ワタシ個人が何か特別な情報を持っていてそれを付け加えてるなんてことも全くありません。
放送内容をそのまま記事にしているのみです。
つまりは放送内容以上の内容がないので本来は何の価値もないんですが、これが年を経るごとに予想だにしない価値が出てきます。
しかし、この番組内容をなぞっただけのワタシの記事は一応そのまま情報として残り続けるわけで結局はウィラー関連、もしくはバスの事故なんかの検索でひっかかることが多くなりはじめるわけです。
(現在は全くヒットしません。理由は「ヤフー知恵袋」のウィラー関連の質問がこの記事と入れ替えになったからです。同じヤフーサイト内ということで、ヤフーの何かが上位にくれば、同じサイト内のものはヒットしなくなります)
テレビ番組の内容をなぞるだけの記事でも意外と需要が出てくる場合があることを知った次第です。
さて、番組が放送された頃は楽天の力を借りてのし上がっていく過程だったので、それほど世間にも知られてませんでしたが、今やネットをする人は一度や二度はその「ウィラー」の名を目にしているでしょう。
なんせ、このヤフーブログもそうですがバナー広告がめちゃ多い。
番組はウィラーがこき使っていた兵庫県の片田舎の小さい会社「とうりゅう観光バス」を切り捨てるところで終わりましたが、結局はその後に「とうりゅう」はあっけなく倒産します。
似たようなバス会社はおそらくいくつもあるでしょう。
地方のバス会社をこき使って得た利益を元手にウィラーは自分たちのバスを保有しはじめ、今やこの業界の大手に。
2012年の「関越自動車道高速バス居眠り運転事故」の後、バス事業の規制が強化され次々事業者が撤退するなか、ウィラーはツアーバスの企画業務から高速バスの乗車券販売業務に移行(Wikiより)、路線バスの運行に切り替えて難なく乗り切ってます。
まぁその非情な成長のプロセスは置いといて、ウィラートラベルは結局、現時点までは事故は起こしていないわけでさほど強く批判する理由がないのも事実です。
この経営立て直しの入札で手を上げたのは確かウィラーだけだったはずで、この第三セクターの救世主と言えなくもありません。
こうなってくると「善良なる企業」そのもので、鉄道存続のためにもこの事業については応援せざるを得ません。
NHKスペシャルの記事を書いてた時は「ウィラーのバスだけは乗りたくない」と断言していましたが、京都丹後鉄道は当然利用することも今後あるでしょうし、場合によってはウィラーのバスを利用する場面も出てくるかもしれませんなぁ・・