ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

サントリーのCMと企業風土(2)

この70~80年代はまだまだウィスキーの売り上げが伸びてた頃ですが、ご存知のように今はだいぶ下火。
そもそも今は「飲む習慣」が若者をはじめだいぶなくなってきてるようですなぁ。
まぁその最たるはワタクシですが。周りで飲む習慣があるヤツってのがホントに少ない。それ故、別に下戸でもなく飲めることは飲めるワタクシですが、さほどアルコール類が好きでもないために年間でアルコールに費やす金は極端に少ない。
とまぁ、日本人の生活スタイル自体が変わってきておりますな。


オールド「リー・ヴァン・クリーフ」(?)篇:1985年
曲:人間みな兄弟~夜が来る
作曲:小林亜星
歌:サイラス・モズレー

http://www.youtube.com/watch?v=pbFqYtxOmYw


マカロニウェスタンの悪役で名をはせたこの俳優は89年に死去。



オールド「??」篇:1980年(?)
曲:人間みな兄弟~夜が来る
作曲:小林亜星



NA:
やさしさがありました
笑顔は長い道のりも時の流れも埋めてくれます
暖かい心は季節の味に姿を変えて



ホンマ昭和のよき時代という感じのCM。
30年も前なんでもちろん宇津井健も今よりずっと若いですが、ある意味今もあんま変わりませんなぁ。体型を維持してるんでいい感じの歳のとり方をしている!

んで、6~70年代の小林亜星の曲はホンマ素晴らしいのばかり。レナウンの「ワンサカ娘」とか傑作のCM曲も多数。日立の「この樹なんの樹気になる樹~♪」もそうですな。


実は今まで紹介したやつは何故かワタクシ個人は記憶にない。(小さかったというのもあるが)
記憶に残ってるのは下記の作品。年代的には他のと変わらんのだが、なぜにこれが記憶に残ってるんだろう??


ローヤル「ランボオ」篇:1982年
曲:QUEEN OF SWORDS(剣と女王)
作曲・演奏: マーク ゴールデンバー



NA:
その詩人は底知れぬ渇きを抱えて放浪を繰り返した
限りない無邪気さから生まれた詩
世界中の詩人達が青ざめたその頃、彼は砂漠の商人
詩なんかよりうまい酒をなどとおっしゃる
永遠の詩人ランボオ
あんな男、ちょっといない


90年代以降ずっと下火だったウィスキーは最近の「ハイボール人気」でまた盛り返しつつあるとか。

んで、その矢先に入ってきたのが「キリン」との合併話。
大阪が産んだサントリーという企業の貴重な風土がこの合併で失われることを懸念する人も多いはず。
まぁどちらにしろ、サントリーの「金儲け主義」に走らないこの精神は受け継いでもらいたい。