ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

新型インフルエンザ・日本は「パラノイアな国」

ニューヨーク・タイムズが日本の騒ぎっぷりを「Paranoia(偏執症)」と報道。

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↑俺にしゃべらせろ・・と官僚に言い、自ら率先して会見したという出たがり大臣。

別に外国の報道なんかどうでもいいんだが、ホンマ、胡散臭い簡易検査(感染してても陰性と出る可能性が3割との本日報道)で「疑い」の可能性が出ただけで大臣がはしゃいで夜中1時や朝の7時から記者会見・・ってのが、このパラノイアぶりの発端。(大臣が発表するような国は日本以外ではないと聞く)

更に発熱しない,もしくは潜伏期間があるにもかかわらず、フル装備の検疫官を飛行機にドカドカ乗せて、感染した人を見逃し、感染してない人をホテルに送り込む、殆ど意味のない「水際作戦」をいつまでも無駄に引きずる有り様。

「水際作戦」では人手が全然足らんので、3日間全く帰宅できない検疫官がいる傍ら、「国立病院の医師や看護師」のほか、ひどい場合は「大学病院の教授クラス」までもが駆り出される始末。教授なんか駆り出されたら、折角のウィルス対策の研究もできん。
航空機の乗客も大変だっただろうが、ホンマ現場で振り回された方々、及び休みなしで乗客の行動のチェックに追われた保健所の方々の気の毒さったらない。阪神間では病院の方々も然り。
んでもって、これらの人件費にどんだけかかってるんだって話。

「水際作戦」を頭から否定しているわけではない。
「新型」がどんなもんか確定していないうちはいくら「ダダ漏れの作戦」だろうがなんだろうが必要もあろうが、アメリカではGW過ぎたころには「弱毒性」ってのが確信に変わってきて、対応が相当緩和されはじめていた。
対費用効果ってのが大事で、「普通の季節型とかわらん」と分かった時点でこんなもんとっとと辞めるのが当たり前のはなし。

今頃、麻生のおっさんが「冷静な対応を」とスポットCMでバカバカ流しているが、お前ら政府が散々騒いでおいて今更なにぬかしとんねん!!・・とヤツのひん曲がった顔を見るたびにムカムカしてくる。しかもこのCMももちろん「タダ」ではない!
このおっさん、選対効果狙って税金でCM流してるんじゃないかと疑いたくなる。

情けないのが、このくだらん政府の騒ぎに更にマスコミが便乗する。
弱毒性」だってのがこれだけ全世界で認知されてるにも関わらず、昨日もアホのTBSは相変わらず「東京で初の感染者」とかいう女子高生の空港から自宅までの足取りを事細かに追跡。「○○バスのこの座席らへん」までぬかして、リポーターが実際にその乗り継ぎを再現する。「都内で初」ってだけで「魔女狩り」そのものである。47都道府県全部「初」をやるつもりか?!馬鹿馬鹿しい。

感染者の出た学校の校長が泣きながら会見させらたり、大阪の高校でも誹謗中傷のクレームが殺到するなど、ホンマ「この国はどうなってんだ?」といいたくなる。

このバカ騒ぎで神戸・大阪・京都に与えたダメージは1000億に迫るほどだという。

秋から豚インフルも変異して強毒になるやもしれんし、今後鳥インフルがやってくるかもしらんので、予行演習としては意味があったのかもしらんがあまりに代償が大きい。