ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

アークエンジェルズ代表の功罪(2)

ムーブに出てくるボランティアがやらせとしても、怠慢な情報公開など揺るぎようのない事実がある。
このブログにAAを支援された方が「代表は2ヶ月で10キロ以上痩せられたそうです。普通に想像できますか?かなり過酷だということです。会計報告が間に合っていないということを責められますか?」とコメしてくれていたが、例えどんだけ忙しかろうが、収支くらい随時公開するのは他人の善意である募金を預かるものとしての責務であるし、しかも潤沢な募金が手元にあるのにHPで更に募金を呼びかけるなどというのは論外である。

確かにムーブはAA代表である林代表の功の部分をもっと伝えるべきだったかもしれないし、大前氏に寄り過ぎる点もあるかもしれない。あたかも今回の募金が「詐欺」かのような印象を与えたのも確か。
このムーブの2回にわたる放送で何れもコメンテーターをやっていた勝谷誠彦氏は自分のサイトで「広島ドッグパーク詐欺」などとしている。
http://www.policejapan.com/index.html
告発した番組に関わってる者の身で、簡単に「詐欺」などという言葉を使う馬鹿さ加減にビックリである。

そういうわけで、林氏に不利な編集の仕方だったかもしれんが、昨日も述べたようにこの林のおっさんはムーブにつつかれた時点で、自分の落ち度は素直に認め、謝罪するべきだった。
彼のインタビューでの言葉やサイトでの反論はあまりに説得力がない。

AAを支援された方の中には、犬を助ける目的で募金や救援物資を送っておられるので、広島ドックパーク以外に使われても問題ないと思われる方は多数おられるだろう。
ただ、だからAA代表のやり方に問題ないとするのはどうだろうか?
今回、マスコミを通じて悲惨な現場を見た方で、特別動物に興味のない方で支援された方も多いはず。
その方たちはあくまで広島ドッグパーク救援の目的で送っているのだ。
その方たちは今回の疑惑で憤慨し、「募金などは信用ならん」という印象を持ちかねない。

そうなると、これが一番懸念されることなんだが、今後の動物愛護の活動をはじめ、あらゆる募金活動に影響を与えかねんということだ。そうなると、このAAの信用失墜程度では済まない。
それだけの責務を負っている自覚があるとは、この林というおっさんからは感じられん。

それと最後に付け加えておくが、きっこ氏もいってるように、「実際に現場にもいってないのにゴチャゴチャぬかすな」という意見もあるだろうが、それもおかしい。
実際に現場にいったところで、収支の公開などは関係ないし(公開されていれば現場など行かなくても確認できるはず)、大前氏の恐喝など人目の前でやっとらんだろう。

現場に行くことで盲目になることもある。変に気持ちが代表に傾いて、今回の報道に対してヒステリックな意見をブログ上で発しているものが如何に多いことか。
そういう輩はもっと冷静になってもらいたい。今度は動物愛護を自認する者たちすらイメージダウンになりかねない。

イメージ 1
AAのサイトで撤去されたバナー