ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

須賀川女子柔道部員リンチ事件(1)

このニュース、世間でどれだけ認知されてるんだろうか?
少なくとも僕は今朝まで知らなかった。
恐ろしい事件が3年も前に起こり、未だ継続中だというのに余りに報道がなさ過ぎ。
ハンカチ王子の進路なんかに時間を割いている場合ではない。

意識不明生徒の両親が市など相手に損害賠償提訴

 福島県須賀川市立第一中学校で柔道部の練習中に男子生徒に投げられ意識不明になった当時1年生の女子生徒(15)と両親が31日、学校が安全配慮義務を怠ったとして市と県、男子生徒と母親を相手取り、63年分の介護料と慰謝料など約2億3000万円の損害賠償を求める訴えを福島地裁郡山支部に起こした。
 訴状によると、女子生徒は03年10月、練習中に足を痛めて休んでいたことに怒った部長の2年生男子生徒に投げられ、頭を畳で数回打った。急性硬膜下出血で現在も意識は回復していない。県警須賀川署は05年9月、当時の顧問教諭と副顧問の講師を業務上過失傷害容疑で福島地検郡山支部書類送検した。今回の訴えに対し須賀川市は「訴状を見ていないのでコメントを控える」としている。【福沢光一】
毎日新聞) - 8月31日20時8分更新

この記事を読んだだけでも大概ひどい事件だが、実情はこれどころではない。

ニュースや掲示板などで集めた情報から簡単な経緯を以下に示す。
(※誤りがあれば指摘していただきたい)
参考:http://www.jca.apc.org/praca/takeda/number3/031018.htm

A子さんは2003年4月に福島県須賀川(すかがわ)市立第一中学校に入学、柔道部に入部。

事件はその年の10月18日、土曜日の休日、学校内の道場で起こった。
部活動の柔道で休憩を挟みながら約3時間の練習が行われていた。
その時顧問や副顧問は立ち会っていなかった。

その日、A子さん宅に学校から電話が入る。柔道部の副顧問の男性講師からだった。
「A子さんが倒れた」

A子さんはこの事件が起こる前の9月に部活動の練習中に頭を強打し、急性硬膜下血腫で約2週間入院していた。医師からの許可をもらって練習を再開し、軽めの練習をしていた矢先にこの事件は起きた。

連絡を受けた母親がかけつけたところ、A子さんは道場で、瞳孔が開き口からよだれを流し、呼吸もままならず、失禁している状態。意識不明だった。
そこでとんでもない発言を学校側から受ける。
「今、救急車を呼びましたから」

事件が起きてから母親が来るまでの時間、学校側はA子さんを放置していた。
それに驚愕する母親。
しかも救急車が到着したとき、学校関係者は誰もその場に居合わせてなかったという。

A子さんは救急車で病院に搬送されたが、母親は医師から告げられる。
「手術はしますが命が助かることは期待しないでください」



イメージ 1