PULSE // PINK FLOYD

94年のフロイドのライヴを収めた「PULSE」がとうとうDVD化されるとの情報が去年流れました。
（日本盤は延期。まだ発売日未定）
アメリカは今月末に出る予定らしいので日本盤の発売が待たれます。
上記写真は元ヒプノシスのストーム・トーガソンによるDVDジャケット。
5.1ｃｈ仕様、DVDならではの特典映像も追加され3時間を超えるボリュームになるのだそう。

このライヴ・ツアーはフロイドならではの巨費を投じて行われたのは周知のとおり。
コンサート単体では完全な赤字です。ビデオとCDを売ることで初めてペイされたものと思われます。
（ビデオは当時、オリコン・ビデオチャート10位を記録！）

なんちゅってもこのライブの見所はフロイド最高傑作「狂気」を全部通して演奏しているところです。
ステージ中央の巨大円形スクリーン上に曲のイメージ映像を流しながらの演奏。
当然最後は太陽が月に侵されるシーンが映し出されます。

巨大なブタが踊り、飛行機の模型が会場後方からステージに向かって飛んできて爆発、
レーザーも飛び交い、頭上のミラーボールが会場全体に光を放ちながら廻る・・・
その美たるや完全にロックコンサートなんてなレベルを超えております。

んで、究極がラストのアンコールの3曲。
これは「狂気」以上に度肝を抜きます。
「Wish You Were Here」はデヴィッドがアコギ片手に演奏というシンプルな構成（これがまたいいんですわ～）なのですが、そのあとです。
日本ではまず法律でひっかかるであろうとんでもない電力消費のライティング、
最後の曲「ラン・ライク・ヘル」では会場に太陽の日が指したかのような明るさ。
そしてその終焉、光の渦の中でギター音（キーボード？）が会場を右往左往するなか、巨大スクリーンが
「爆発」します。

●DVD『P・U・L・S・E』
≪ディスク１：Concert Part 1≫
・Shine On
・Learning To Fly
・High Hopes
・Take It Back
・Coming Back To Life
・Sorrow
・Keep Talking
・Another Brick In The Wall (part 2)
・One of These Days
・Screen Films:
・Shine On
・High Hopes
・Learning to Fly　
【Bootlegging the Bootleggers】
・What Do You Want From Me
・On The Turning Way
・Poles Apart
・Marooned　
【Shorts】
・Time (Eames)
・Money (Alien)
・Speak To Me 1987
・Pulse TV Advert
【Videos】
・Learning To Fly
・Take It Back
　
≪ディスク２：Concert Part 2≫
・Speak To Me
・Breathe
・On The Run
・Time
・The Great Gig In The Sky
・Money
・Us And Them
・Brain Damage
・Eclipse
・Wish You Were Here
・Comfortably Numb
・Run Like Hell　
【Screen Films】
・Speak To Me (graphic)
・On The Run
・Time 1994
・The Great Gig in the Sky (wave)
・Money
・Us And Them 1987
・Brain Damage
・Eclipse　
【Alternate Screen Films】
・The Great Gig In The Sky (animation)
・Us And Them 1994　
【Behind the Scenes Footage】
・Goodbye to Life As We Know It 　
【Photo Gallery】

※CDジャーナルを参考にしました。