[新型コロナウイルス]米、欧州からの入国禁止とNYダウ史上最大の下げ幅
「EUがとっとと中国からの入国禁止をせんから感染者が爆発的に増えてそれが米国への感染者に繋がっとる」みたいなことを言ってトランプ氏は欧州を非難し、30日もの長期間において欧州からの入国禁止を宣言しました。中国からの全面渡航禁止も含めこの辺の決断はホンマ早いですなぁ。日本やWHOとえらい違いですわ。
まぁそんな事態になってしまってるので先程閉じたNYではまたも下げ幅の記録を更新する-2352.60ドル(-9.99%)。入国禁止を突きつけられたEUの中心国ドイツの指数DAX30は-12.24%ともうめちゃくちゃです。
昨日856円下げて18,559.63円が終値だった日経平均ですが、既に先物では17,000を割っていまして本日は日本も一時10%以上の暴落は確実でしょう。アベノミクスのハリボテ政策で嘘でもそれなりに株価を上げてきた日本株ですが(といってもバブル期の半値ですが)、頼みの綱のアメリカがコケれば日本は為す術もありませんわ。
う~~ん、私、学校や企業もとっとと全面休校・就業停止にしろとは言ってましたが最悪のパターンを考えて粛々とそういう対策をすべきとは思うものの、ここまで大げさに「この世の終わり」かのごとく騒ぐ病気なのか正直ずっと疑問ではあります。
例えば、私の職場ですが普段の冬シーズンはインフルエンザで数人バタバタ倒れる人間がいますが、今年なんて皆無ですわ。暖冬の影響も大きいでしょうが、どちらかというと今年は用心しているおかげでいつもより世間一般は健康的になってるんじゃないでしょうか?w
しかし株の動きというのは「さすがにおかしいんじゃね?」ってな常識感覚が通じない要素もあります。2008年の金融危機で住宅ローン証券を空売りして有名になったヘッジファンド投資家マイケル・バーリというおっさんは以下のように語っております。
「COVID19についてのヒステリーは現実よりも悪いように私には見受けられるが、一斉売りが起こった後では、それを引き起こしたものが正しかったかどうかは問題ではない」
「激しい売りだが、まだ十分な時間がたっていないために押し目買いを狙う心理は完全に消えてはいないようだ。しかし、市場の恐怖心はウイルスへの恐怖心と並行しており、2つのセットは市場センチメントに毒性の作用がある」
因みについ1ヶ月前まで史上最高値だったNYダウはこんだけ暴落してもトランプ氏が大統領になる前よりはずっと高いんですけどね。日本や欧州とは全く状況が異なります。