ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

IN THE END // LINKIN PARK

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90年代のグランジ・ムーブメントが去った後、レイジなどに代表されるヘヴィ・ロックに
流れは移ったが、2000年になって究極の新人バンドが現れた。
LINKIN PARKである。

デビューアルバム「Hybrid Theory」はまさしく、ロックとヒップホップの融合を行き着くところまで
進化させた、いわばこのジャンルの最終進化の感すら印象付ける内容。
ヴォーカルとしてメロディ系担当のチェスター・ベニントンとラップ担当のマイク・シノダの
2人を擁し、それらが掛け合い重なり合うヴォーカルは見事に曲の完成度を高め、その融合に
何ら違和感はない。

個々の曲というよりアルバムとしての完成度が高いが、やはりヘビィな面で際立った曲といえば
「One Step Closer」。
Shut up when I'm talking to you / I'm about to break
のフレーズが印象的。残念ながら、ビデオクリップの完成度はイマイチ。


へビィさが基本路線のリンキンだが、ちょっとした遊び心でメロディアス系の曲を作り、
それが爆発的に売れたのが「IN THE END」。


結局、このシングルは全米2位獲得。
ちなみに2001年のグラミー賞ではリンキンは「Best Rock Performance」を受賞した。