ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

[歌詞・和訳]Wishbone Ash - Blowin' Free

 
ブローイン・フリー
 
ある女の子を射止めたと思ってたんだ
そうさ、彼女をこれまで見てきたからね
彼女の髪は黄金色(こがねいろ)だった
小麦畑のように自由に風になびくのさ
 
彼女は遥か遠くにいた
彼女にたどり着くのが困難なことはわかってたさ
彼女は僕に言うんだ ”試してごらん” と
でも彼女を見つけるのは不可能なんだ
 
僕の夢の中では全てがうまくいってたんだ
君のスキームの中ではただ試行するしかないのさ
 
ある女の子を射止めたと思ってたんだ
そうさ、彼女をこれまで見てきたからね
彼女の髪は黄金色だった
小麦畑のように自由に風になびくのさ
 


Blowin' Free

 

 
美しい。ホンマ、美しすぎるギターの音色です。
エレキギターでこんな音が出せるものか」と途中のソロ部分を最初聴いたときは驚愕しました。
 
ウィッシュボーン・アッシュの3rdアルバムでブリティッシュ・ハードロックの金字塔的名作「Argus」(1972年)はセールス的には大したことがなかったものの(全英最高3位、全米最高196位)、そんな数字なんかを全く凌駕する傑作です。
全7曲どれもクォリティが高いのですが、やはりその中でも頭ひとつ出ているのがこの「Blowin' Free」でしょう。
 
The Whoとのツアーでの影響でこの曲が誕生したらしいですが、Ashならではのツイン・リード・ギターがこの曲でも炸裂しており、曲の冒頭からラストまで聴きどころ満載の完璧な展開です。
ジャンル的にはハードロック、フォークと、更に「プログレ」もカテゴライズされとりますが、他のアルバムは知りませんがこの曲が収録されている「Argus」に関しては確かにジャケットや歌詞を含め中世的なイメージで匂わせてる面はプログレっぽいですが、そないに意味不明で難解な曲の展開とかもなく、普通にハードロック色が強く、分かりやすい展開だと思います。
 
どうしてもツイン・リード・ギターに注目してしまいがちですが、この曲はやはりそれに合わせてベースにも是非耳を傾けてもらいたい。
ホンマ、ベースラインも終始かっこいいんですわ。
 
そしてブリティッシュ・ロックならではの私が好む「憂い」、それが染みわたっている曲なのであります。
 

 
 
Blowin' Free
 
I thought I had a girl
I know, because I seen her
Her hair was golden brown
Blowin' free like a cornfield
 
She was far away
I found it hard to reach her
She told me "You can try"
But it's impossible to find her
 
In my dreams everything was alright
In your schemes you can only try
 
I thought I had a girl
I know, because I seen her
Her hair was golden brown
Blowin' free like a cornfield
 
 
Writers: Martin Turner, Andy Powell, Ted Turner, Steve Upton
 
Bass  Guitar, Vocals: Martin Turner
Guitar, Vocals: Andy Powell
Guitar, Slide  Guitar, Vocals: Ted Turner
Drums: Steve Upton
 
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