ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

EU:サマータイム廃止論

イメージ 1
(2017/08/25)
上の写真はデトロイト夏至もとっくに過ぎた昨年8月末、間もなく20時になろうかというときに撮影したものです。
当然、その「20時」というのはサマータイムです。
20時でもまだキャッチボールくらいはできる明るさです。
17時の退社後に近所のゴルフコースを廻ったりすると現地の人に聞きました。

デトロイトは北緯42度ほどなのでだいたい日本でいうとこの函館くらいです。
EUの国々の大半はそれよりも緯度が高いので夏の夜はもっと短く、それがサマータイムを1900年代初頭から導入している国が多い所以です。

・・が、日本の人口の大半は35度付近に住んでるわけで、夏といえども極端に夜が長いわけでもなんでもない。
その日本において東京五輪のためにサマータイムを導入(以後も永続)、しかも2時間も前倒しという素っ頓狂な案を死にぞこないの元総理が出すもんですから噴飯ものです。
在任中に支持率5%という驚異的な数字を残した元ポンコツ総理の森喜朗氏は死ぬ間際までいらんことばかりするようです。

あらゆるシステムは時間軸と共にあるわけですが、この何のメリットもない時間の前倒しについてはポンコツ糞ド素人たちは何か簡単なセッティングのみでチョチョイと全て変更できると思っているんでしょうか??
iPhoneみたいな単純な端末ですら、数年前にサマータイム切り替えのタイミングを間違えてえらいことになったんですが、今やあらゆるものがソフトウェア上で動いているわけでそのコードの修正、デバック、試験などにどれだけ膨大な時間を必要とすることか。
それらの工程を経た上でも初っ端の年2回の時間変更のタイミングで全てがうまくいくとは限りません。事故でも発生したらえらいことです。
もちろん、ローカル状態の電化製品は手動で年2回、セッティングすることになります。

オリンピックごときのお遊戯のためなんてな本末転倒な理由は置いといて、そもそも利点とされてる消費喚起や省エネすら大した効果がないんじゃないかと言われ始めているらしく、ある程度の恩恵があるはずのEUですら廃止論が出ていると日経が書いてます。


健康に対する懸念があるというのが問題になってきているようです。
「2時間」なんてのはもはや論外です。

あちこちの国の署名運動でEUに廃止を提案しているほか、フランスでの世論調査では54%が夏時間に反対、ドイツに至っては74%にのぼってます。

ポンコツ総理の提案後の報道で、国内の世論調査にて賛成派が50%超えるようなことが書かれてましたが、今朝の日テレの情報番組でやってたdボタンでの視聴者のアンケートでは賛成が約14000人、反対が約44000人と反対派が圧倒していました。

とっととこのくだらん議論に終止符を打ってもらいたいもんです。
当然ながら政府がこんなものを導入すると言い出した時点で、自民党には下野してもらいます。
党名すらよく分からん野党のほうがマシですw