ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

[歌詞・和訳]Guns N' Roses - Mr. Brownstone


ミスター・ブラウンストーン
 
俺は7時頃に起きる
ベッドから出るのは9時頃だ
何も心配事なんかない、あるかよ
自分の時間を無駄にしたくないからな
 
ショーは通常7時頃に始まる
俺たちがステージに上るのは9時頃だ
11時頃にバスに乗り込み
酒をチビチビやって気分よくなる
 
俺たちはミスター・ブラウンストーンとともに踊っている
ヤツはノックをしてきて、放っておいてくれない
ダメだ、ダメだ、ダメだ、ヤツは放っておいてくれないんだ
 
俺は少しだけにしようとしていたがその少しがそうはさせてくれない
だからその少しがドンドン膨れ上がる
ただほんの少し気分良くなろうとしただけなんだ
前よりほんの少しだけってな
俺は少しだけにしようとしていたがその少しがそうはさせてくれない
だからその少しがドンドン膨れ上がる
ただほんの少し気分良くなろうとしただけなんだ
前よりほんの少しだけってな
 
俺たちはミスター・ブラウンストーンとともに踊っている
ヤツはノックをしてきて、放っておいてくれない
ダメだ、ダメだ、ダメだ、ヤツは放っておいてくれないんだ
 
今や、俺はいつだって起きれるぜ
時間どおりに起きるようになっている
だがあの老人、そいつは本当のクズなんだが
完全にヤツと断とうとしているんだ
 
俺は少しだけにしようとしていたがその少しがそうはさせてくれない
だからその少しがドンドン膨れ上がる
ただほんの少し気分良くなろうとしただけなんだ
前よりほんの少しだけってな
俺は少しだけにしようとしていたがその少しがそうはさせてくれない
だからその少しがドンドン膨れ上がる
ただほんの少し気分良くなろうとしただけなんだ
前よりほんの少しだけってな
 
俺たちはミスター・ブラウンストーンとともに踊っている
ヤツはノックをしてきて、放っておいてくれない
ダメだ、ダメだ、ダメだ、ヤツは放っておいてくれないんだ
 
放っておいてくれ
 
真ん中で宙ぶらりん状態
そして俺は真ん中を打つ
そしてそれが、それが俺を苛立たせた
迂闊だった
この俺はもうヤツとは関わらないぜ
この俺は、俺はヤツと完全に断つのさ
それで良しだ!
 
 

 
ガンズ・アンド・ローゼズのメジャーデビューアルバム「Appetite for Destruction」 (1987)に収録されている佳曲です。
デビューアルバムでこれだけのクオリティのものを出すってのは考えられない話で、本当にとてつもないバンドでした。
 
昔、私の知人でガンズが好きな女性が、ボン・ジョビ好きの彼氏から馬鹿にされると言う話を聞いた私は「(ガンズ好きの)君のほうが圧倒的にセンスがいいのは確かやから気にすんなやw」と言った憶えがあります。彼女はとても喜んでました。

いや、私もボン・ジョビは好きなので馬鹿にするつもりはありませんが、正直、曲の構成・展開から演奏力まであまりにガンズのほうがクオリティが高く、それは比べるまでもありません。

当時の業界のプロ連中(例えば元ツェッペリンロバート・プラントなど)が賛辞を送るのは圧倒的にガンズでした。

 
ガンズのこのファーストアルバムは本当に曲の展開が複雑なせいか1年間毎日聴いても私は飽きがきませんでした。それだけの傑作であって、ボン・ジョビどうのこうのより、他のアーティストを圧倒するレベルというだけの話です。
このトラックも例外にもれず、噛めば噛むほど味が出てきて新たな発見があるはずです。
 
メジャーレーベルと契約する前からLA界隈では有名だったガンズとはいえデビューアルバムゆえにリリース直後はあまり売れませんでしたが、ジワジワと売上げを伸ばし、1年をかけてBillboard1位を獲得しました。良質アルバムならではのチャートの上げ方です。
シングル「Sweet Child o' Mine」も1位を獲得しております。
※累計は米国内だけで1800万枚!
 
まぁ名曲ぞろいの捨て曲なしレベルのアルバムですが、私はこの「ミスター・ブラウンストーン」のトラックが渋めで好きなんですよねぇ。
アクセル・ローズの前半から中盤にかけての抑制気味のヴォーカルもええ感じです。
そして彼のラップ能力も相当なものと思っていますがこのトラックでもそれは発揮されております。
 
デビューアルバム全てのトラックの名義はバンドメンバー全員になってますが、この曲はスラッシュとイジー・ストラドリンのギターコンビを中心に作られたようです。
このアルバム、あまりに演奏技術が優れているので複雑な編集でもしてそうな感じですが、基本殆どライブ感覚でメンバー全員で一発録りに近い方法が取られたと言われていますから本当に驚きです。
 
ちなみに「Brownstone」ってのはコカインのスラングです。
最後の節の「I shot it in the middle」も静脈の中心に注射針を刺すことを意味しているっぽいです。
彼らの当時の実体験を詩にしたんでしょう。
 
 

 
Mr. Brownstone
 
I get up around seven
Get out of bed around nine
And I don't worry about nothing, no
Because worrying's a waste of my–time
 
The show usually starts around seven
We go on stage around nine
Get on the bus about eleven
Sippin' a drink and feelin' fine
 
We've been dancing with Mr Brownstone
He's been knocking, he won't leave me alone!
No, no, no, he won't leave me alone
 
I used to do a little but a little wouldn't do it
So the little got more and more
I just keep trying to get a little better
Said the little better than before
I used to do a little but a little wouldn't do it
So the little got more and more
I just keep trying to get a little better
Said the little better than before
 
We've been dancing with Mr Brownstone
He's been knocking, he won't leave me alone!
No, no, no, he won't leave me alone
 
Now, I get up around whenever
I used to get up on time
But that old man he's a real motherfucker
Gonna kick him on down the line
 
I used to do a little but a little wouldn't do it
So the little got more and more
I just keep trying to get a little better
Said the little better than before
I used to do a little but a little wouldn't do it
So the little got more and more
I just keep trying to get a little better
Said the little better than before
 
We've been dancing with Mr Brownstone
He's been knocking, he won't leave me alone
No, no, no, he won't leave me alone
 
Whoa, leave me alone
 
Stuck it in the middle
And I shot it in the middle
And it, it drove me outta my mind
I should've known better
Said I wish I never met her
Said I, I leave it all behind
Yowsa!
 
 
Songwriters: Guns N' Roses

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