日経平均今世紀最高値更新・なぜこの時にあなたは株取引をしないのか?
※株取引をしない方が知らないと思われる単語にはクリックすると説明のサイトに飛ぶようにしております
【先日、私が実家に帰った時の親との会話】
オトン:
日経平均がめちゃ上がってるけど、お前も株で儲かってるんちゃうんか?
ワタシ:
実はマザース指数はあんまあがってないねん。
どっちかというと買ってる銘柄はダダズベリで逆に損してますわww
オカン:
もう株なんかやめてしまえ!
連日日経平均が高値更新をしている時に損を出してるセンスがないワタシがこの記事のタイトルのように「なんでこの誰でも儲けれる相場なのに株やってないの??」という資格は微塵もないわけで、株の恐ろしさをよく知っているからこそ、手放しで薦める気にはなれませんが、ちょっと日本人の株式投資に対する意識が見当違い甚だしいので改めてこの時期に意見を述べさせていただく。
マスコミの一部は安倍晋三がホンマ嫌いなんで株価の高騰をやたらネガティブに報道し、「一部の投資家が儲かるばかりで一般の庶民には何の恩恵も実感もない」ってな感じの報道を高収入のヤツラが庶民ヅラして述べてることはご存知の方も多いはず。
・・が、株取引が「ごく一部の資産家のみが運用できるシロモノ」なんてなイメージを植え付けるのはホンマお門違いもええところです。
一昔前みたいに取引するのにイチイチ証券会社に電話をかけてえげつない手数料を取られていた頃ならまだしも、今やPCではもちろんのこと、スマホでも秒刻みのリアルタイムで株価が見られ簡単に売買できます。
ネット証券はじめ大抵の証券会社は口座開設は無料で、一回の売買も売買金額にもよりますが数百円でできます。
10万もあれば誰でも株取引なんかできるものを「資産家の特権」みたいなことをいうのがおかしい。
株式投資をしてないのは単なる個人の意志であって、貧乏人だからできないってなシロモノでもなんでもない。
誰でもこの上昇相場の恩恵は受けれるわけです。(ワタシは損してますがw)
報道もおかしいのが多いが日本人の株に対するイメージも相当おかしい。
例えばワタシが株は昔からやってることを結構世間に公言しておりますが、まぁよく返ってくる言葉は「ギャンブル」というものです。
確かに株はギャンブル性が強いです。
こんなものが突発に発生すると企業の業績だどうだそれまでの地合いがどうだとか全く意味をなしません。
しかし、株をギャンブルというヤツらに限って宝くじみたいなしょーもないものを買いあさってるわけです。
宝くじほど効率の悪いギャンブルはないでしょう。年末ジャンボで1万円を当てる確率を考えればすぐ分かる話。
(ちなみに3000円分買って1万以上を当てる確率は0.5%以下と認識してますが)
何よりこの宝くじをビンボー国民に売りつけてボロ儲けしたカネを国や自治体が何に使っているのかもうちょっとチェックすべきです。
そんなものよりもまだ株取引のほうがずっと頭をつかったり下調べをすることでリターンがある可能性は少なからずあるのは間違いない。
それは別に難しい話でもなく、例えば自分の子どもたちが「妖怪ウォッチ」に熱をあげる、またはエボラ熱で世間が騒いでると知った時点で、どの銘柄が関係するか調べたらいい話です。(ちなみに妖怪ウォッチなら「バンダイナムコ」やその関連会社、エボラなら「富士フィルム」などなんかになります)
自分が知った頃にはもう上がりきってるのでは??と思うかもしれませんが、結構世間が騒ぎはじめた以降でもドンドンあがっていくものです。
株取引をやっていたら、否が応でも世界に目が向くことになります。
まずは毎朝ニューヨーク市場の指数をチェックすることになるでしょう。
普段くすぶったつまらん毎日を送ってるワタシですが、世界と繋がってる感覚を多少なりとも味わっております。
株取引をしていない日本人は自分たちの資産をどう運用しているのか?
まぁゆうちょや銀行丸投げというとこでしょう。
このゆうちょや銀行の連中がうまいこと資産を運用してリターンしてくれたら何もいうことはありません。
・・・が、銀行員なんて殆ど何の能力もない連中の集まり、もしくは能力があっても活かされない集団です。
半沢直樹みたいに傾いた中小企業ながらもキラリと光る技術と真面目な働く従業員たちのようすを見極め、大胆に融資する・・・ってなことはまずないww
大抵は企業の必要データをPCにパカパカ~って打って、「融資ダメ!!」って画面に出てきたら「あらら」と諦めるだけです。(よぉ知らんけどw)
銀行は膨大な預貯金をどう運用しているか。
言うまでもなく国債です。リスクがあまりないと言われるこれを買ってるだけです。
つまり金融機関(=国民)が国債をボンボン買ってくれるので、国はバカみたいに調子こいて借金を重ね、未だにどうでも良さそうな公共事業をやりまくり、公務員の連中に中小企業の従業員とは比較にならん高額給与を払い続けているわけです。
極端な話、銀行へ全資産を預金してる連中は国の借金の片棒を担いでると言っても過言でないかとw
さて、アメリカ人はどうか。
アメリカ人はブルーワーカーでも株で運用している人が多く、なんでもかんでもローンを組みたがるし、預貯金は少ないと言われてます。
その一部はまたも日本の金融機関でしょう。
ちょっと損している気がしませんか??
日本人が銀行から預貯金を引き上げ、株投資をはじめるとどうなるか。
国債を買う下支えがなくなるので、えげつないことになるでしょう。
円は暴落、インフレが発生する流れになります。
でも一回それくらいの混乱が起こってもいいんじゃないでしょうか。
700兆円ほどの日本人の預貯金がうまく運用されてないのは勿体ない感じがしてなりません。
短期で株で儲けようとすると確かにギャンブル性が強くなりますが、例えば「キティちゃんが好きだからサンリオを応援しよう」とか、「凋落気味の任天堂だけど次機種の家庭用ゲーム機で挽回するのでは??」との推測から投資することは単純にギャンブルとはいえないでしょう。
応援する企業に投資することは企業にとって有効で、社会への貢献度が疑わしい銀行に預けるよりも「カネが活かされてる」といえるんじゃないでしょうか?
東証銘柄の時価総額は600兆円に満たないですが、日本人の膨大な預貯金の数分のイチでも流れば外国人の影響も減り、一部の資産家や胡散臭い投資会社のしたい放題で餌食にされてる日本人の一般投資家が多少は救われることにもなるはずです。
そう、日本人の一般投資家を増やすことで不当な値の上げ下げを軽減させ、健全な市場となるかもしらんわけです。
前日のシカゴ日経平均先物は連日の日経平均の高騰とダウ平均の下げを警戒してか下げていたのですが、この日の東証はその値のサヤ寄せをする気なんてなさそうで、前場こそ弱い動きだったものの、後場には更に高値を更新して引けました。
こういうNY市場や先物を無視した動きは非常に小気味いいもんです。
(少なくとも東証のここ最近の上げは急であるため調整は必ずある)
しかし、これまでは日銀がいっぱいカネを刷ったりして実態が伴ってない株価の高騰だったかもしれませんが、日本経済の立て直しが本格的である兆しが見えた場合、日経平均は2万超えはもちろんのこと3万を目指していく可能性もゼロではありません。
(円の価値が下がってるだけでドルベースでいうと日経平均は大して上がっていないと言われていたが、最近はドル建てでも高値を更新している)
なんせ89年の日経平均は3万9千円を超えてたんですから、それに比べたらまだ半値ですw
そういう場面になっても銀行に全資産を意味なく放り込んだままというのはあまりに勿体無いと言わざるをえないでしょう。
(結局、銀行がそのカネを元手に楽な相場で儲けてるだけ)
単なる「ギャンブル」と一辺倒な考えを捨てて、選択肢のひとつとして株式投資を頭の片隅に入れるのは悪いことではないと思います。