宝塚大劇場へゆく（2）・入り待ちで見た不可思議な光景
七海ひろきを見送るファンたち。
この猛者は劇場に入ろうとする生徒さんに対してその殆どに声をかけて撮影。私が見る限り全ての生徒さんがこれに笑顔で対応するには驚いた。
ただ、このような猛者はこの方のみで、他の大勢のファンは遠くから撮影するだけです。（当たり前ですがｗ）
これって、この猛者以外でも誰でも頼んだら撮影に応じてくれるものなんだろうか？？それとも猛者に何か特権があるんだろうか？？
生徒さんの背後を連なって歩くファンですが、出入り口付近までくると見送るために駆け足で定位置まで行くのが習わしのようです。
これって、生徒さんを「ガード」してるんだそうです。
特定の生徒さんの「会」（宝塚非公認のファンクラブみたいなもの）に入ってるファンが生徒さんを守ってるということなんですが・・。
このかわいい娘役の生徒さんはファンをゾロゾロ連れてるわけでもなくお一人でした。大抵の生徒さんはお一人で来られるようです。
正直、ファンでもなんでもない私からすると、こうやってお一人で来られる生徒さんと大勢ガードを引き連れてるトップスターとの差は見てくれだけではサッパリわかりません。
ガードしているファンのうちの一人は「カバン持ち」の役がいるようで、入り口までくると生徒さんにカバンを渡します。こういう荷物を持てるファンってのはファンの中でも格上なんでしょうか？
こりゃ大物の生徒さんがやってくるはず！！
・・とファインダーを覗いてたんですが、この行列に目を奪われて大物さんは知らん間に通り過ぎてたｗｗ
その大物とは・・・
そりゃトップスターは行列になりますわなｗｗ
この日は雪組の公演はないはずで稽古なんでしょうか？ファンはどうやって生徒のスケジュールを手にしてるんでしょうか？
そもそもこの行列はどこで集まってるんでしょうか？？七海ひろきみたいにすぐ近場で集まってるのかな？？
疑問は次々湧いてきますが、いやぁ～おもしろい。
またもカバンのアップリケでお名前がわかりましたが、花組の芹香斗亜（せりかとあ）という方のようです。颯爽としててかっこいいですなぁ。
私が幼少の頃は歌劇の生徒さんが街中を歩いていると、その出で立ちから一発で「タカラヅカの人や！」とわかったもんですが、それは当時は一般人で金髪とかしてる人間がおらんのでめちゃ目立ってたからです。
今はそこらのブサイクなシロウトも金髪や茶髪にしてるんで、生徒さんも昔よりは顔が指されにくくなったかと思いますね。
この生徒さんはそのまま入り口に向かうのではなく、角で待ってファン一人一人に手を振って対応。ファンに優しい生徒さんですなぁ。
・・それにしても、タカラヅカの人って大変だわ・・。
次は撮影ポイントを変えて、入口前で待機。
そのすぐ背後には荷物持ちのファン。
それに呼応するかたちでファンたちもしゃがんだままで手を振ります。
そういうシステムになっているようです。
この儀式が終わると、また列をなしてファンは去っていきます。
その列がどこまで行って解散になるのかはわかりません。ホンマ統制がとれてます。
ヅカファン、すごいです・・。
この方たち、どういう人たちかお分かりでしょうか？
宝塚音楽学校の生徒さんたちです！
第101期と102期の生徒さんたちはこの日、劇場のほうで募金活動を行なってたんですな。
そのため、袴姿で恐らく近くの寮（もしくは音楽学校）と劇場を行き来してたと思うのですが、街中でのこの光景は圧巻です！
ということで、私は劇場内に入ってみることに。
次はその音楽学校の生徒さんたちの様子を。
宝塚関係者出入口付近にて。
