ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

日本株暴落~個人株主に不利益な株式市場のルールを改善せよ

株式市場においてはアベノミクスとやらは早くも終了した感が漂ってます。
特に新興株系である東証マザーズの下げなんかはえげつないもんがあります。

さて、個人株主の資産が日当たり10%~15%とかえげつない勢いで目減りしていくようなこの状況下、平気で公募増資をする血も涙もない企業がウヨウヨいます。

具体的に言いますと、昨日増資を発表したケネディクス(4321)、今日発表したタカラバイオ(4974)なんかがそうで、どちらも新興株の銘柄としては有名で人気株の部類に入ります。
(私は現在何れの株主でもないので、これらの増資に関する個人的な恨みを書き連ねてるわけではありません。あくまで増資というものに対する一般論です)

ある日突然、企業が「株券をいっぱい刷りますからねぇ~!」と宣言し、発行済株式総数の5%とか10%以上の株を市場に短期間でバラ撒きはじめます。発行した企業はそれで何も苦労せずに何十億、何百億とかってなえげつないカネを懐に収めます。
こんな簡単な金儲けはありません。

・・・が、その分、1株あたりの価値は当然下がるわけで発表の翌日は確実に株価は暴落です。
そういうことをここ最近の日本株暴落で個人株主の顔が蒼白になっている最中に平気でやってのけるわけです。
他にも企業や社長がその持ち株を市場へ大量放出するってなことで株主に損害を与える場合もありますが、それは兎も角、もうちょっとこういう安易なカネの調達方法を規制することはできんもんでしょうかね?

例えば増資にしてももっと長期間で徐々に売るようなしくみにして既存の株主への影響度を最小限に食い止めるような規制をかけるのもアリだと思うのですが。
機関にだけ許される「空売り」なんかもそうですが、あまりに株式市場が一般の個人株主のみ損をする仕組みになっていて、これがいつまで経っても日本で株式投資が一般人に浸透しない理由のひとつになっているのではないかと。
現に殆どの個人株主が大損こいてる現状があるわけです。(一説では個人株主の8割以上が損をしているという)

もっと「株式投資をすることである程度の利益が返ってくる」というイメージを日本人に根付かせ、国内の金回りがよくなるようにルールを再考すべきです。
でないと、とてもじゃないが「株式投資」なんてな胡散臭いギャンブルは世間に薦められるシロモノではありませんわ。