ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

次世代ゲーム機は任天堂が制覇する(2)

任天堂携帯型ゲーム機、「DS Lite」が発売以来半年以上経っているが、未だに品薄状態なのだそう。
このゲーム機で任天堂の底力を改めて思い知った。
イメージ 1

ゲームというものに飽き飽きしてた僕だったが、これには久々にはまった。
「ペン入力」や「音声認識」の斬新さ。これはやってみなければその心地よさはなかなかわかりにくいと思う。

このDS、ハードも優れているが、任天堂ならではのソフトも抜群。「脳トレ」や「英語漬け」などは学ぶことやトレーニングを目的としながらも、あちこちに織り込まれてる「遊び」のおかげでなかなか飽きもこない。
例えば「英語漬け」、これはパソコン用ソフトの移植だが、パソコン版を試しにやってみると、おそろしくつまらない。入力がペンではないってこと以外に、やはり任天堂ならではの演出がいかにソフトをおもしろくしてるかが非常によくわかった。
DSは「画像」などの見てくれだけに頼ってた昨今のゲームとは明らかに一線を画する。


プレステ発売以降、テレビゲーム機では苦戦した任天堂だが、次世代機の「Wii」は期待できる。
イメージ 2
ネットに接続することで、過去の任天堂ソフトの殆どのラインナップ及び他社の「PCエンジン」や「メガドライブ」のソフトがダウンロードでき、プレイ可能というのだ。
しかもコントローラが特殊で、コントローラーを振ることでその軌道や速さを認識し、ゲームにおけるゴルフのクラブや野球のバット代わりになるという。DSのペン入力のようにいろんな可能性があるかもしれない。
何より過去の膨大なソフトができるのが非常に期待できる。「64」や「キューブ」などプレステの制覇で一般的に知られてない優れたソフトが再び脚光を浴びるかもしれない。

そして、任天堂は昔から「テレビゲームはたかがおもちゃ」という認識をもっており、極力余計な機能を付加しない。それゆえ、「おもちゃ」程度の価格に抑えられるのだ。今回も250ドル程度と想定されている。


さて、問題は「プレイステーション3PS3)」だ。
イメージ 3
この記事を書くにあたって、過去のニュースをちょっと検索してみたが、アメリカの一部の批評では、X-BoxWiiより下回るシェアになる可能性もあるという。
問題は何より値段。600ドルもするゲーム機なんか一般人が買うか?ってことだ。
ハードはすごいらしい。心臓部のCPUも優れもので、しかもブルーレイの再生機能もついている。
それで7万近くの値段ってのは安いってことだが、そもそもブルーレイの機能を世間がどれだけ欲しているかってことだ。

DVD再生機能があったPS2はそのおかげもあって一気にシェアを伸ばした。VHSからDVDへの移行期だったのでそれは納得だが、果たして現行のDVD機を捨ててまで高価な次世代DVD機を手に入れたいと思うだろうか。現状のDVDソフトでその画質などに不満を持ってる者など殆ど皆無に思われる。
そもそもそれに不満があるような神経質はおもちゃのPS3など買わずに専用機のプレイヤーを買うに決まっている。
それともひとつ、次世代DVD機がブルーレイで制覇される保証もない。
PS3に便乗してブルーレイを普及させようという魂胆だろうが、HD-DVD規格が世界制覇すればPS3のブルーレイ再生機能は無用の長物と化す。

よっぽどの仕様変更がない限り、PS3は凋落すると誰でも容易に想像つくと思うのだが。