最近、キチガイが多くて疲れません？（1）

昔、桃井かおりの傑作CMで「バカが多くて疲れません？」ってのがあったが、クレームきまくりですぐにお蔵入りに。「お利口さん」に差し替えられてた。

余談だが、「キチガイ（気違い）」が放送禁止用語になり、報道関係でシャットアウトされているが、理由がもひとつわからない。「気が違ってる」って単語が何でダメなんだ？

以下、広辞苑より。

きちがい【気違い】《国》〈名〉(1)考えや行動が正常(セイジョウ)でないこと(・人）。［類］狂人(キョウジン) (2)何かにすっかり夢中(ムチュウ)になること。また、そのような人。「野球―」［類］→マニア

「キチガイ＝精神異常者」ならわかるのだが、他にも上記でいう（2）の意味もあり、例えば「釣りキチ三平」の「釣りキチ」は当然「釣りキチガイ」、つまり釣りに夢中になってる人ってだけのことだ。
誰が何を根拠でこの「キチガイ」を排除しようとしたのか全くもって不思議だ。

「あしたのジョー」をギャオで見てるが、ジョーは口が悪いので「このキチガイやろう！！」は連発だ。
・・あ、この場合の「キチガイ」は狂ってるの意味だが。
これが、今テレビで再放送される際は無音になり、やたら不自然なものに。
昔、古いアニメにやたら音飛びが多いのは、テープの劣化のせいだと思っていたが、殆どは「キチガイ」なんかを消したためだったのだろう。一昔前まで、ごく普通に使われてた言葉である。

とあるサイトで書かれていたが、バカとキチガイにどれだけの差があるんだ？？ってのはホント同感である。バカもアホもボケもキチガイと似たようなもんだとおもうが。

あ、余談が長くなったが、今回の「キチガイ多くなった」とつくづく思うのは最近のニュース、例えばご存知広島の事件なんかを見てて思った次第。

（2）につづく