ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

一眼カメラ、撮影から10年と高感度の進歩

私がデジタル一眼レフカメラを最初に買ってから間もなく10年です。

きっかけは姪っ子の誕生です。
弟夫婦の場合、何度かの流産を経たうえでの待望の赤ちゃんでした。
子ども好きでもなんでもない私でもまぁそれはそれは赤ちゃんのことがかわいいと思う感情が芽生えてきたわけですが、当然ながらそのかわいい姪っ子を撮影したいという衝動が起きるわけです。
当時は私はコンデジと携帯電話のカメラ機能くらいしかカメラはありませんでした。
携帯電話のカメラ機能は当時としては最高レベルのものを所有していましたが、赤ちゃんを撮影しても全く思ったようなものが撮れません。

そこでデジタル一眼レフカメラを買おうということになりました。
最初に買ったのはオリンパスE-520です。
イメージセンサーは今は亡きフォーサーズでした。(現在、拡張版のマイクロフォーサーズが現役です)

※以下の写真は何れもLightroomで現像しております。

イメージ 2
E-520 F8.0 ISO100 1/250sec 14mm

センサーが小さいフォーサーズ、しかも10年前のカメラでもこのようにある程度明るい風景撮影なら今見てもハッとするような絵をアウトプットしてくれてました。

イメージ 1
E-520 F5.6 ISO400 1/80sec 42mm

一眼で最初に撮影した姪っ子です。
たまにしか会えないこの子を撮るためにカメラを買ったようなものですw
部屋の中のような若干暗いところですと、なかなか動き回る小さい子どもを撮るのは厳しかったです。しかも当時、私はこの姪っ子にえらい嫌われていたので私の顔を見るとすぐダッシュで逃げ回るという障壁もw
感度を上げてシャッタースピードを稼ごうとしてもISO800くらいに上げるとノイズがのってしまって完全に駄目でした。


ということで今回は過去10年で私が使用した一眼カメラの高感度撮影を簡単に比較したいと思います。Lightroomで現像しているので厳密な比較にはなりませんが、参考程度の軽い感じで御覧ください。

絶好の高感度撮影の比較材料があります。
夜の航空機撮影・・・そう、おなじみの千里川土手の撮影は最初の一眼レフカメラから実施してました。

まずはE-520から。

イメージ 3
E-520 F3.8 ISO200 1/100sec 17mm

ISO200と全く感度も上げてませんが、それでもLightroomの現像を持ってしても暗くしてごまかすしかありません。
これ以上明るくするとノイズまみれです。そもそも飛行機にもピントが合ってませんw

自分が持ってるカメラの限界、そして自分の腕の限界を痛感させらたのがこの千里川土手での撮影でした。

そしてオリンパスが間もなくしてフォーサーズマウントを捨てるということを発表したのを機に私もマウントを変更します。
次はキヤノンです。

ニコンに行きたい気もあったんですが、当時私の予算とスペックに見合う機種がニコンになかったのと、キヤノンの資金力からこれからもキヤノンマウントは安泰だろうということで、キヤノンAPS-C機を購入しました。
名機と言われたEOS 7Dです。

イメージ 4
EOS 7D F5.6 ISO3200 1/160sec 85mm

上の写真のように日没直後ならそれほど問題ありません。
ISO3200でもLightroomの現像処理でノイズはごまかせます。
ただ、本当に暗くなってくると話になりませんw

イメージ 5
EOS 7D F3.5 ISO5000 1/60sec 15mm

EOS 7Dで許容できるISOはまぁ5000がギリギリくらいでしょうか。
いや、5000もアウトだと思いますw
無理に5000にあげてもシャッタースピードを稼げず、1/60秒が限界。
およそ300キロ近いスピードで降りてくる物体を1/60秒でマトモに撮れるはずもないw
当然これは7Dだけの問題ではなく、レンズが安物、そして相変わらず腕にも問題があるでしょうが、やはり7Dでは高感度撮影はまだまだ厳しく、当時もこの千里川土手での撮影でがっくりしました。

続いては私にとって初のフルサイズ機であるEOS 6Dです。
フルサイズ機の最安価機種とはいえイメージセンサーがでかいだけあって高感度には強いです。

イメージ 6
EOS 6D F4.5 ISO800 1/1250sec 24mm

さすがにフルサイズ、日没直後くらいなら全く問題のない画像です。
問題はもっと暗くなったあとです。

イメージ 7
EOS 6D F2.8 ISO6400 1/160sec 100mm

当時、私が当時所有しているレンズで一番明るいレンズが単焦点100mmのマクロレンズだったのでそれで撮影w
三脚で固定して、高感度は6Dで耐えれる限界ギリギリとおもわれる6400まで引き上げました。
飛行機が頭上くらいだと厳しいですが、通り過ぎた後であれば1/160秒でもどうにか撮影可能。
Lightroomでノイズを消せばブログアップくらいなら耐えれる写真かと。

まぁでも私が思い描いているものはフルサイズでも吐き出してくれませんでした。


そしてEOS 6D MarkIIの不甲斐ないアップグレードに幻滅した私はまたもマウントを変更することに。
直近に導入したソニーのα7IIIでの高感度撮影です。

イメージ 8
ILCE-7M3 F1.4 ISO12800 1/250sec 50mm

F1.4という明るい単焦点レンズを今回使ってるのも大きいですが、やはりなんといってもα7IIIの高感度撮影の強さでしょう。
ブログアップ程度なら12800でも問題ありません。
日没から30分経った暗さ、しかも時速300キロ近い速度で頭上をよぎる航空機であっても手持ちで流しながらの撮影が可能です。
マウントアダプターをかましキヤノンレンズ使用というハンデがあるにも関わらず、暗い中でもAFは殆ど迷いませんでした。6Dではありえない話です。


この記事のタイトルを「一眼レフカメラ」ではなく「一眼カメラ」としたのは当然α7IIIがミラーレスであるためです。
私がこの10年間思い描いていた夢の高感度撮影が可能なカメラがとうとう現れました。

ということで千里川土手での高感度撮影へとつづきますw

イメージ 9
姪っ子もだいぶお姉さんになりましたが、まだいやいやながらも撮影に応じてくれます。
少しカメラに興味があるようです。