高取町・町家の雛めぐり（1）～とある民家の雛人形
昨日は奈良県の高取町のイベントである「町家の雛めぐり」というのに行ってきました。
つるし雛もありました。
街の多くの皆さんが3月の1ヶ月間、自宅の雛人形を公開してくださるという本当の意味での街をあげてのイベントです。
私が行った3月4日は日曜ってこともあって想像以上に賑わっていましたが、午後3時過ぎともなるとエリアの端のほうは人影もまばらです。
メインの道路から少し外れたとあるお宅へ伺ったところ、玄関先でお宅のおばあさまがおられてご挨拶。
外に面した一部屋を潰して公開されている雛人形を見せていただきました。
いや、ホント圧巻です。
尼崎の汚い団地育ちの私からすると仰天もんですわｗｗ
人も来なくなった時間だったので既にサッシは閉められていたのですが、わざわざ開けてくださり写真も撮りやすくしていただきました。
このイベントに協力されているお宅はその雛人形に纏わるエピソードも添えられてる場合もあります。
それぞれのお人形の歴史や家の方々の思いも伝わってきます。
じっと見ているとおばあさまがわざわざお飲み物まで出してくださって、もう恐縮するばかりですｗ
ひな人形に纏ってご自慢のお孫さんが学校の教師になられたことや、それからなぜか「大東亜戦争の頃はな～」ってな話まで展開する流れにｗ
さらにご自身の結婚の話など幼少からこの高取町で過ごしてこられた現在85歳のおばあさまの歴史を掻い摘んでお聞きすることができました。
豪華な雛人形から、このようなかわいい紙細工のものまで。
お礼を言ってお宅を去る際、私の背後から「来年はお嫁さんと来てな～」と言ってくださったおばあさま。
来年にまた伺うことはあっても「ヨメと一緒というのは100％ムリです」という言葉を飲み込んで笑顔で振り返って会釈しました。
ということで、この珍しいイベントのようすをアップしていきます。
