ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

真琴つばさと天海祐希・嫉妬と「風と共に去りぬ」

先日、フジテレビの特番でタレントが抱いてる嫉妬の相手を発表する番組がありまして、例えば美輪明宏なんかは毎度の三島由紀夫を一番に挙げてたのですが、その次に挙げたのが「きゃりーぱみゅぱみゅ」だったりして二番目に結構意外な人物を出してきたりしてなかなかおもろかったんです。
んで、元・宝塚月組のトップスターの真琴つばさは娘役トップで共演相手だった檀れいを最初に挙げてたんで「なんだかつまんねぇな」とか思ってたんですな。

ところが次に名前を出したのがなんと天海祐希でした。
これはメチャクチャリアルですww

・・というのも、天海は真琴の2期後輩にあたるにも関わらず、先輩方をごぼう抜きして入団からたった6年半でトップになってます。
通常では入団から10年以上してからトップになるにも関わらず、天海は入団8年で早くも退団、真琴つばさがトップになったのは天海の次にトップになった久世星佳が辞めてからでだいぶ後の話です。
※ちなみに天海退団後の月組トップは3代続けて天海の先輩!

この番組で語った真琴つばさの話が興味深い。
話していた内容は大体以下のような感じ。



真琴がトップになって初めてのお披露目公演初日の打ち上げ中、真琴の元に天海から電話がかかってきた。
公演では最後にトップスターが背中に大きな羽を背負って大階段から降りる場面があるが天海は「その時どうだった?孤独だったでしょ?」と語りかけてきたと言う。
真琴は生返事をするも実は「孤独」というような感情はその時持ちあわえせていなかった。

大階段を降りる際には観客はもちろんのこと、舞台に立っている月組の全員も真琴のほうを見るわけで、正面を向いてるのはトップスターの真琴ただ一人。
そのときには確かに「ごめんね、ありがとね」と感謝の気持ちを抱いたものの、天海の場合はそれのみならず、更に上の段階、高みの目標と責任感を抱いていたからこそ「孤独を感じた」のであろうと真琴は察する。

そして、真琴は自分自身の場合は他の仲間・出演者がいたからこそ輝けるが、天海の場合はそうではなく一人であっても輝けるとその違いを強調。天海こそ「本当のスター」であると語った。



真琴つばさの話は非常に面白く最近バラエティで活躍している理由がよくわかったw
まぁ後輩に対する嫉妬とのことでリアルな感情でしょう。
嫉妬というより尊敬しているという感じですな。
これを吐露する真琴つばさはめちゃかっこよかったです。男前でしたw

さて、その話を思い出しつつ先程、天海祐希主演の「風と共に去りぬ」の動画を観ました。真琴つばさも共演してます。
3時間近い熱演です!


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天海祐希はバトラー役、真琴つばさは言うまでもなく男役なのになぜかスカーレットIIというスカーレットの裏の姿という役どころww
見てくれはともかく(ネットではオカマみたいと揶揄されてるようですがw)、スカーレット役の麻乃佳世とのデュエットになると完全に男役の声に戻ってますw
しかし、それが低音と高音でハモっていい感じではあるのですが。

天海祐希は歌が苦手と本人も世間も言ってるようですが、いやいや他の宝塚の人比べてどうかはしりませんがシロウトにはめちゃうまく聞こえます。
なんといってもこの時、若干27歳の若さにも関わらず、色気あるバトラー役の天海祐希がかっこよすぎるww

劇場で2~3回ほどタカラヅカは観たことがありますが、この動画を観てるとまた行きたくなってきました。
この「風と共に去りぬ」、確かに動画で観て感動しましたが、この公演がタカラヅカの中でも突出しているとは思えません。
劇場へ行けば生オーケストラ、生歌、そして生の劇と踊りの迫力で恐らく多くの人がこれと同様かそれ以上の感動を受けるはずです。
行ったことのない方は是非劇場へw

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冒頭で「風と共に去りぬ」を語る天海祐希。入団たったの7年、27歳でバトラー役をこなすのは凄すぎますw