ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

南相馬の放射線量は危険なのか

先ほどのヨウ素131の記事で「南相馬の線量など大したことない」と言いましたが、その根拠をちょっと触れておきます。
 
まず、3月9日のデータを使用して、南相馬が0.36μSV/hだったとします。
いや、めんどくさいので多めに0.4μSv/hとしちゃいましょう。
 
とした場合、年間の外部被ばく量は以下のような計算式になります。
 


1日を屋外で8時間、屋内で16時間(木造家屋で空間線量率の40%)とするのが一般的な考え方。
 
  {0.4μSv×8時間(屋外)+0.4μSv×0.4×16時間(屋内(木造家屋))} ×365日 
 = 2102.4μSv ≒ 2.1mSv/年
 


さて、日本人の年間被曝量は内部被曝を含めて1.5mSvと言われております。
(最近はもっと高いという説もあり)
その内、外部被曝0.67mSvです。
 《出典:1992年原子力安全研究協会「生活環境放射線」》
 
ですんで、南相馬の方と日本人の平均値の差は
2.1-0.67=1.43mSvとなります。
 
この値、どれほどのもんなのか。
ニューヨーク~東京の往復での機内の被曝量は0.19mSvです。
 
1.43/0.19=7.5回
 
 
つまり、
大阪人が年間8回ほどNYに行ったら、もう南相馬の方より被曝してるって話。
イマドキ、NYの往復を年4~5回する奴なんてザラですが、そいつらで放射能にビビってるってなヤツが知人にいます??
 
あくまで上の数字は内部被曝は除いてますが、これについてはよっぽど変なもん食べない限りは大阪も南相馬も似たようなもんです。
福島の基準値を超えた食材がウチ(兵庫県)の近所のスーパーに流れてたってなニュースもあったくらいで、今の流通業界においてはリスクもあんま変わらん。
 
このように、がれき受け入れで騒いでいるヤツらが如何にバカかってのはちょっと調べればすぐにわかる話です。
 
但し、何度も言いますがセシウムはまだしも、去年の3月15日以降から数週間にかけて拡散していたヨウ素131の線量はこんなレベルではなかったはず。
気を付けなければならなかったのは爆発直後だったのかと。