数字が取れない連続ドラマ

連続ドラマの視聴率が冴えない。

 

大河ドラマと朝の連ドラを除くと、現在のクールで奮闘してるのは「CONTROL」（主演：松下奈緒）と「デカワンコ」（主演：多部未華子）くらいで、それでも15％切ってる。かつてはごっつい数字を取っていた「渡る世間は鬼ばかり」も今回がラストシーズンらしいが、それでも15％を切ってる状態ですわ。

織田裕二主演で映画の派生的な内容のドラマが今クールで放送されてるのをご存知ですかな？？

そのドラマも先週とか一桁ですわ！

 

去年（2010年）はとうとう大河及び朝の連ドラ含めた全てのドラマで、平均視聴率が20％を超えたものが一本もなかった！

キムタクの久々の月9も結局20％を超えられなかった。彼の主演ドラマで20％を切ったものは記憶にない。

 

「趣味の多様化」や「録画」なんかが何かとテレビ全体の視聴率低下の原因にあげられるが、実際ホンマにおもろいドラマが放送されれば、やはり録画なんかで見ないでO.A.を観たいと思うだろうし、他の趣味も後回しにするはず。

やはり最近のドラマは質が悪いのか？

 

例えば、2009年に「銭ゲバ」というドラマが放送された。ワタクシが久々に真剣に観たドラマですわ。

松山ケンイチ主演なんですけど、これがとんでもないドラマ！！

チャンネル変えてる最中にたまたまこのドラマを目にして、そのあまりに異様な映像に思わずそのチャンネルに止まってしまい、結局それから最終回まで観てしまった。映像及び演出が独特でなかなか凝っていた。

 

それより何より、ストーリーがめちゃくちゃ！！

主人公はとてつもない悲惨な貧乏家庭で育ったため、その影響で「金」を儲けるためなら、手段を選ばず、ドンドンと善人な人を含め殺していく！！

えげつないストーリーながらも松山ケンイチの迫真の演技で、ホンマ久々に釘付けになったドラマでした。

こんなドラマには当然スポンサーもつきにくいが、提供として「コカコーラ」の名のみが出ていた。

ドラマ本編放送後の番組の提供のところになると、実況ｃｈでは「コカコーラさん、ありがとう！」とのレスが毎回いくつも並んでいたｗ

 

「銭ゲバ」の放送期間中、とある女性脚本家が新聞のコラムでこのドラマを絶賛していたが、数字は10％前後をさ迷う程度。6％台の時もあった。

 

脚本家をはじめとした業界の人間も、「いいドラマだけど数字が取れないってのが最近多くなった」とよく話題になるらしい。

やはり数字は大きな指標だが、それがドラマの質を表しているかどうかは大分あやしい。

もしかしたら、織田裕二のドラマもめちゃおもろいのかもしれない。

全くドラマを観てないので確かめようもないが。

 

 

歴代連続ドラマ視聴率TOP30 （大河ドラマ、朝の連ドラを除く）

※1977年9月26日以降に放送された番組【関東地区】