フォーサーズの行方(2)・その規格意図と画像品質の制約
ワタシの知ってるウンチクを語る記事ではなく、どちらかというと詳しい方がおられたら教えてくだされってな感じですわ。ぬはは
デジタル一眼レフカメラは、光を信号として受け取るためにイメージセンサー(CCDやMOSなど)と呼ばれる撮像素子を使う。しかし、イメージセンサーはフィルムとは異なる特性を持つため、フィルムにとって最適だったはずのカメラやレンズの設計が、イメージセンサーには適さない場合が多く出てくる。
その設計思想の第一はカメラやレンズが最適な大きさと性能、拡張性を持てること。そしてレンズマウントそのものの標準化により、メーカーの枠を超えて交換レンズとカメラ本体とを自由に組み合わせられること。つまり、この規格は世に大きく広まることをオリンパスは意図しており、オープンにしているゆえに他社も参入できる。(現在パナソニックなどが参入)
標準的なデジタル一眼レフカメラの描写で一番問題になるケースが、画面周辺部での描写性能とゴースト・フレアーの発生。特に広角系のレンズでは解像感が失われたり、色にじみや周辺減光が生じたりするなど、画質低下現象が多く見受けられ、また、イメージセンサーの表面で反射した光がレンズ面で再反射することによって生じるゴースト・フレアーもある。
デジタル用に最適化されたフォーサーズレンズは、ゴーストやフレアの発生が抑えられ、中心から周辺部まで均一でシャープな描写性を保っている・・としている。
また、フォーサーズシステムは、センサーサイズに対して余裕を持った大きなマウント径の確保とデジタル専用のレンズ設計によって、画面周辺部まで光がイメージセンサーの受光部にほぼ真直ぐに届くため、結果として画面全体がシャープでクリアな描写性能が得られるとしている。
しかし、フォーサーズの第一の目的とその特徴はやはり「小型化」。
従来の35mm判やAPS判サイズのイメージセンサーを使用すると、どうしても光学系が肥大化する。そこで、フィルム時代のしがらみを捨て、4/3型イメージセンサーを採用することによって得られる高画質化と小型化の最適なバランスを追求したものがこの規格である。(フォーサーズという名称は4/3型イメージセンサーに由来したもの)
4/3型イメージセンサーの対角長は、35mm判フィルムの約1/2。 したがって、同じ画角を得るための焦点距離が35mm判フィルムカメラ用レンズの1/2で済むため、光学系の大幅な小型化が可能。同じ明るさであれば有効口径は小さくなり、より明るいレンズを実現する可能性も高くなる。
※ホンマに興味のある人はフォーサーズのHPを観てくだされ。ここから殆どコピペしただけですんでw
小型化、これはホンマ一般のドシロウトカメラマンには大きな利点ですわ。
例えば35㎜換算で600mmの望遠レンズでも以下のかんじです。
この大きさなんで夕方とかでも散歩中、ふと立ち止まって無造作に片手で下のような写真が撮れます。(トリミング加工)
その携帯性たるや特筆すべきもんがあります。
・・が、欠点もあります。
先の記事でワタシが懸念している「ノイズ」ですわ!
以下、Wikiより引用。
フォーサーズはイメージセンサーの面積が比較的小さい。35mmサイズと比較して0.26倍、ニコン DXフォーマットと比較して0.6倍、キヤノン EOS Kiss デジタルXのイメージセンサーと比較して0.68倍となっている。
つまり、これがフォーサーズが抱えるハンデです。
要は安モンのワタシの機種はもちろんですが、オリンパスの一眼レフのフラッグシップ機「E-3」でもこのハンデは拭い去ることができんのです。
このハンデがあるため、恐らくフツーのプロのカメラマンでオリンパス機だけしか主に使わないってな人はまずおらんでしょう(知らんけど)。
機動性を必要としない環境で撮影する場合、そりゃ重かろうがデカかろうが、プロならノイズのでないカメラで撮影しますわなぁ?
「E-5」
が9月14日に発表されました。
次でおわる予定