広島市土砂災害現場(八木周辺・2014/09/07)
昨日、広島市を離れる前に土砂災害現場に行ってきました。
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ハザードマップが真っ赤な六甲周辺に住んでいる私としては今回の土砂災害はホンマ他人事ではありません。
多少不謹慎とは思いながらも、地元の方々に不快に思われたり、迷惑をおかけしないことを最大限配慮して行動をとりました。
広島駅から可部線で約30分の梅林駅というところで下車です。
一番甚大な被害があった八木地区に向かいます。
梅林駅。このあたりの線路の枕木とかが未だ泥だらけでここまで土砂が押し寄せたことがわかります。
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③ボランティアの方々が集合して、打ち合わせをしてました。
④最も甚大な被害があった八木3丁目。
⑤アスファルトや塀に泥がまだ残ってます。
⑥この日の前日、広島市にまたも一時的に強雨が。
この日は一転、晴天になって復旧作業や行方不明者捜索も行いやすいとはいうものの、暑い日差しの中、水害特有の砂埃が宙を舞っていてマスクをされている方が殆どでした。
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⑫可部線沿いの県道を走る消防車両。
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⑭現場に向かう消防隊員の方たちの列。
⑮新婚の夫婦の方をはじめ多くの犠牲者が出た地域です。
⑯県道を走るボランティアの方たち。外国人の方もチラホラ見受けられました。
可部街道を歩いていると、ボランティアさんたちをサポートする方たちが。
カメラをぶら下げてる胡散臭い私にも、「冷たいお水はどうですか?」とかいろいろ声をかけていただきました。私が丁重にお断りすると、「お怪我をされないようにお気をつけて」と言っていただきました。
被災現場が都会ということもあって人員も豊富で、ボランティア活動のバックアップもちゃんと機能しているんではないでしょうか。
⑰自衛隊や消防隊の拠点となっている梅林小学校。
まだこの学校に200人以上が避難されていますが、今日8日から小学生が登校しているようです。
※今日は時間がありませんが、明日各写真の位置をマップ上に記します。
報道では「このような地域に住むことを許した自治体・・」とかなんとかぬかしてるアホ専門家がおりますが、例えばこの八木という地区がそないに危険な場所に見えるでしょうか?
確かに多少は無理な宅地造成は部分的にあったかもしれませんが、こんなのは全国どこにでも見れる風景で、現場に行って改めて再確認できたのは六甲周辺のほうがパッと見でよっぽと危険ってことです。
宅地と山との境から400Mほど離れてるJR可部線付近にも土砂は押し寄せているわけで、被害に遭った家屋の全てが危険な場所に建ってたとはとても言えません。
想像絶する自然の驚異に立ち向かうには人間の力にも限界があるわけで、我々ももっと自然に対して謙虚にならなければならん点もあるでしょう。
もう無理な宅地開発は控えるべきで、砂防ダムをあちこち増設したり、どんな警報システムを設置したところでどんな土砂災害被害も防げるわけではありません。
昨日の現場から帰り、車内で読んでいた読売新聞には亡くなった方々お一人お一人の生前のお写真とお人柄が書かれていました。
心よりご冥福をお祈り致します。